Hey! Say! JUMP・山田涼介 「頑固」貫き芸歴20年 10年ぶり学園ドラマで初の教師役に挑戦
Hey! Say! JUMP・山田涼介(31)が10年ぶりに学園ドラマへ戻ってくる。きょう5日スタートのフジテレビ系主演ドラマ「ビリオン×スクール」(金曜、後9・00)で初の教師役に挑む。2004年に芸能界入りしてから、今年で芸歴20年。これまで数々の学園モノで生徒役をこなしてきたが、立場を変えて先生として教壇に立つことになった。新たな引き出しを開ける山田が、放送を目前に意気込みを語った。
ついに授業開始だ!これまでに「探偵学園Q」「理想の息子」「暗殺教室」「金田一少年の事件簿」といった映像作品に出演し、生徒役のイメージが強い山田。10年ぶり10作目の学園ドラマで、初の教師役に扮(ふん)する。教師を演じる“適齢期”となり、思わず「ね?」と笑みがこぼれる。
初の教師役は「想像していなかった」と驚きが隠せない。見た目が変わらないタイプだけに「生徒に見られないように舐められないようにビジュアルも作りながら」と役作りも徹底。「先生と生徒なので、ある程度の距離は保ちながらも現場の空気を僕が作っていければ」と意気込む。
山田が演じる主人公・加賀美は、表の顔は高校教師、裏の顔は財閥グループ企業CEOという役どころだ。衣装は一貫して同じで「スティーブ・ジョブズさんにヒントを頂きながら、衣装合わせで一貫して、この衣装で良いんじゃないかと相談した」とこだわり抜き、ビジュアルを作り上げた。
教師役として導く立場となり、責任感が湧く。「これから活躍していく子たちにとって学園モノはすごく思い出になると思う。僕も学園モノは思い出に残っている。良い思い出になるような現場作りを座長として率先したい」。共演する若手俳優陣の“支柱”となり、ドラマを活気づける。
現場に年下が増えており、「今のはやりを頭に入れておこうと思いますよ。バラエティー番組でバズっている言葉が出てきたけど、一つも分からなかった。これはいかんと。ドヤ顔で『はやっているんでしょ?』と言えるようになりたい」と意欲。若手と交流し、流行に乗ろうとしている。
11歳で芸能事務所に入所し、今年で芸歴20年。「大変なこともたくさんあったけど、本当に良い出会いをして恵まれた20年だった」と感謝を口にする。名だたる先輩を身近に見てきたが、常に頼りにしてきたのは自分自身。「我が道を行く。頑固」という自分らしさを貫き、アイドル・俳優という両輪を手にした。
夢やビジョンは「あまりないんですよ」と語る山田だが、同じ世界に20年も身を置いて「たぶん仕事が好きなんだろうなと。去年はゆっくりする時間もあったけど、仕事をしていないと俺ダメだなって。仕事をしている時間が好きなんだなと気付ける時間でもあった」と天職に気付いた。「まずは自分が楽しむことが大事」。新境地の役を堪能しながら、新たな金9を作り上げていく。
◆山田涼介(やまだ・りょうすけ)1993年5月9日生まれ、東京都出身。04年8月に芸能事務所へ入所し、活動を始める。07年9月にHey! Say! JUMPが結成され、同11月にメジャーデビューした。メンバーカラーは赤。06年に「探偵学園Q」でドラマ初出演し、15年に「暗殺教室」で映画初主演した。ゲーム好きが高じて、YouTubeでゲーム実況チャンネル「LEOの遊び場」を運営する。4日時点で登録者94万人超。血液型B。