元ＴＢＳで女優の田中みな実（３７）が４日、フジテレビ系「ぽかぽか」に出演。放送中に発生した地震に、冷静に対応する様子に、ネット上で称賛が集まった。

　この日は、ドラマ「ギークス」で共演する女優の松岡茉優、モデルの滝沢カレンと３人でゲストとして登場した。

　「ぽいぽいトーク」で、田中が朝食にメロンを食べることを語っていた午後０時１２分ごろ、千葉県東方沖を震源とするマグニチュード５・４の地震が発生。東京・お台場のスタジオでも、出演者の後ろに飾られていた七夕の笹が大きく揺れた。

　その瞬間、田中は話すことをやめ、メロンの大きさを表現していた両手をテーブルにそっと置き、まるでこれからニュースを読むかのような姿勢に。元欅坂４６のフジテレビ原田葵アナウンサーが「お台場、ただいまゆれてますが…」と話すのを受けて、「横に揺れてますね」と落ち着いたトーンで言葉を添えた。

　原田アナは慌てた様子でステージ袖に移動。番組が一時中断する中、電子パッドを手にして「外の方もお気をつけください。ただいまお台場は揺れていますが、大丈夫ですかね。地震情報が入り次第、お伝えします」と伝えた。

　元ＮＨＫアナの神田愛花は「外の方は大丈夫ですかね」とスタジオ外から番組観覧するファンへの気配りも見せた。

　ネットでは「みな実ちゃんが一番落ち着いてる」「ちょうどコメント中だったけど地震発生時と同時にアナウンサーの顔になって自分の話をスパッとやめた　このような時にどうするかわかっている行動はさすが」「最近、アナウンサーとしての能力をチラ見させてくるギャップにやられている」「さすが元局アナ」「素晴らしい対応　伊達じゃない」と称賛の声が集まった。

　田中は、ＴＢＳ時代からぶりっこキャラのバラエティアナとして注目を集めたが、上司だった吉川美代子からは「アナウンススクールで、友達と話している暇があるなら早口言葉を練習するタイプ」と向上心の高さを評価されていた。