山田洋次監督作品に数多く出演の赤塚真人さん死去 「男はつらいよ」「水戸黄門」「仮面ライダーBLACK-」など幅広い役柄

 山田洋次監督の作品に数多く出演した、俳優の赤塚真人さんが茨城県つくば市の医療施設で4日に死去していたことが5日、分かった。73歳だった。茨城県出身。

 赤塚さんは「男はつらいよ」の渥美清さんを見て俳優を志し、劇団ひまわりをへて東宝入り。1975年に山田監督の映画「同胞」の演技が評価されると、三枚目を得意とするバイプレーヤーとして活躍。映画「男はつらいよ」シリーズや「幸福の黄色いハンカチ」、「たそがれ清兵衛」など山田作品の常連となり、「水戸黄門」や「大岡越前」などの時代劇から、「特捜最前線」「仮面ライダーBLACK RX」などの現代劇まで幅広い役柄をこなした。

 2002年には劇団TA2を旗揚げし、小劇場を中心に活動。07年から劇団名を「劇団裏長屋マンションズ」と改め、座長を務めた。近年は茨城県に拠点を移し、農業も行いながら、趣味の水彩画を描いていたという。

 4月には都内で行われた他劇団の舞台で大鶴義丹、沢田亜矢子らと共演。体調の不安を抱えながらも舞台に立ち続けた。

 公式サイトによると、私生活では2人の子どもが幼いころに離婚。テレビのトーク番組では「子供が幼い時に、妻は買い物に出かけて帰らないまま15年が過ぎ去った」と軽妙に語っていた。

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