宝塚 雪組トップ彩風咲奈 退団公演「ベルばら」に歴史の重み実感「時を超えても冷めることのない情熱」

 10月の東京宝塚大劇場公演千秋楽で退団する雪組トップスター彩風咲奈のサヨナラ公演「ベルサイユのばら-フェルゼン編-」が6日、本拠地・宝塚大劇場で幕が開けた。

 抜群のプロポーションとダンスはもちろん、宝塚音楽学校から首席入団し、早くから注目されていた彩風。最後の舞台は、池田理代子氏の同名劇画を原作とした「ベルサイユのばら」は1974年の初演以来、宝塚歌劇最大のヒット作となった。

 初演から50周年の今年、10年ぶりに宝塚大劇場の舞台で、フェルゼンを演じた彩風は、終演後「沢山のお客様に、温かい拍手とお気持ちをいただけましたこと、心から感謝の気持ちでいっぱい」とあいさつ。「50周年を迎えました、この『ベルサイユのばら』。その歴史の重みと、目の前にそびえ立つ大きな課題に、ただただ必死に作品とお役と向き合うお稽古の日々でした」と振り返り返った。

 さらに「これまで『ベルサイユのばら』に携わられました全ての方々の作品への熱い熱い想い、愛、そして、それは作品を飛び越えて、宝塚への愛、未来へ繋ごうとする希望、時を超えても冷めることのない情熱を沢山感じました」と宝塚を代表する作品への思いを吐露した。

 彩風は2013年の「ベルサイユのばら-フェルゼン編-」の新人公演でもフェルゼンで主演しており、思い出深い作品。「改めて、諸先輩方に尊敬の念を抱くと同時に、今、ここで、素敵な専科の皆様と、愛する雪組の仲間とこの『ベルサイユのばら』に挑戦できますこと、心から幸せに思います」と特別な作品であることを伝えていた。

 東京千秋楽で、宝塚人生に別れを告げる彩風。「お客様のお一人おひとりの心に、この愛が届きますよう、千秋楽まで、心を込めて駆け抜けてまいりたいと思います」と全力疾走を誓っていた。

 宝塚大劇場は8月11日まで。東京宝塚劇場は8月31日~10月13日。

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