８日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「虎に翼」では、寅子を大学時代から知る竹中記者（高橋努）が久々の登場。寅子を「お嬢ちゃん」呼びするも、寅子がそれを完全スルーする姿にネットはざわついた。

　この日の「虎に翼」では、寅子（伊藤沙莉）が米国の裁判所視察の出張から帰国。すぐに帰宅せず、仕事場に立ち寄り、出張の成果などを報告。家で帰りを待つ花江（森田望智）は、こんな日ぐらい早く帰って来ればいいのに…と不満を募らせる。

　そんな寅子のもとに、フリー記者となった竹中から密着取材の依頼が届く。寅子が明律大の学生だった頃から知っている竹中は「お嬢ちゃん」と寅子を呼び、「男社会で危なっかしく暴れ回ってここまで出世してたいしたもんだ。みんなお嬢ちゃんの言葉を聞きたがってるんだ。世の娘さんの希望の星なんだから」と声をかける。

　「お嬢ちゃん」呼びに、多岐川（滝藤賢一）ら家裁の面々は一瞬顔を見合わせるが、寅子はなんとも思っていないのか、その言葉を完全スルー。亡くなった穂高（小林薫）に最後まで噛みつくなど、女性だから被ってきた不利益に敏感だったはずの寅子だったが…。

　ネットも「穂高先生にはめちゃくちゃキレ散らかしてたのに、記者の『お嬢ちゃん』にはやにさがってるの、納得いかんなー」「竹中記者の『お嬢ちゃん』呼びにも嫌な気持ちになるし、それを『はて？』しない寅子も嫌だし」「あれは本来なら『はて？』って言うところだと思うんだけど」など、寅子の変化に不安の声が相次いでいた。