NHK「かぞかぞ」地上波放送 もう一度見直したくなる風船探し ネットも「あぁ全然気づかなかった」
NHKBSで昨年放送されたドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(かぞかぞ)が9日から地上波で再放送を開始した。
作家の岸田奈美さんが自身の家族について書いたエッセーが原作で、亡くなった父、車椅子の母、ダウン症の弟、ファンキーな祖母という家族の中で繰り広げられるホームドラマ。初回は高校で“3軍女子”の七実(河合優美)と、親がマルチ商法に手を出し、謎の水を肌身離さず持っているやはり“3軍女子”の友人・マルチ(福地桃子)コンビの友情が描かれた。
ある日、突然人数あわせで1軍女子からカラオケに誘われた七実。喜びは隠せず、公園でポテトが食べたいけどお金がない…などと言い出した1軍女子のために「お小遣いあるから」とポテトを買いに走る。
ポテトを食べながらの話の中で、1軍女子の家にマルチの親がマルチ勧誘に来たことが発覚。1軍女子は将来、マルチもマルチ商法に手を出すのではなどと言い出したことから、七実は「なんで家族がマルチしてるからってマルチまでマルチやねん」「私は裏でマルチとは呼んでない。マルチの前でもマルチと呼んでる。だからみんなとは違う」とマルチをかばう。
実はこのやり取りをしていた公園の奥に、オレンジ色のスティック状の風船が小さく見える。これはマルチが常に手にしているもので、このときにマルチは七実と1軍女子のやり取りを盗み聞きしていた。
後からの振り返りで、そこに風船があることに気づく視聴者も多く「あぁ風船!!全然気づかなかったぞ」「ほんとだ風船出てる」「後ろになんか風船おるよなwwwww」などの声が上がっていた。
また、NHKのドラマXでは「かぞかぞ」を21項目に分けた「もくじ」も掲載。スタートから何分後にこのシーンが…というのが分かるようになっており、この細かい仕掛けも話題となっていた。