日テレ選挙特番が大荒れ 石丸伸二氏と中継切ってから森圭介アナが「事後批判」と取られる発言と物議 公平さ欠けたか「失礼」「印象操作」厳しい指摘

 東京都知事選が投開票された7日夜、日本テレビが「【都知事選ライブ】東京都知事選デジタル特番」を配信した。小池百合子知事(約291万票)に次ぐ約165万票を獲得した石丸伸二氏(41)と中継をつないだ場面で、出演した社会学者古市憲寿氏と石丸氏が激しく応酬を展開し、最後は質問がかみ合わない状態で時間切れとなった。

 配信番組としては白熱したが、中継を終えてからの司会・森圭介アナウンサーの発言やまとめ方などが公平さに欠けたようにも、石丸氏への事後批判を展開したとも受け取られ、物議をかもして動画のコメント欄などが大荒れとなっている。

 中継に先立っての合同会見では石丸氏が、今後について「まだ決めていません」とし国政挑戦について「選択肢としては当然考えます。例えば(衆院)広島1区」と述べていた。

 これを受け、番組では古市氏が「強烈な違和感、結局、都知事選ってただの踏み台、売名行為だったのかなと思ってしまう」と強烈に質問をぶつけ、これに石丸氏が「論理が飛躍してます。ゲスのかんぐりでしかない。(会見で)聞かれたので可能性として言及した。意思はないとも言っている」と返し、激しい展開に。

 途中で小栗泉日本テレビ解説委員長が、石丸氏が一掃したいと批判している「政治屋」の定義を聞き、石丸氏が「政治のための政治を行う、党利党略、自分第一、それらを言っている、やっている者。それらを政治屋と定義しています」と答えた。

 その後に古市氏が「石丸さんが批判する政治屋と、石丸さんの政治活動はどう違うのか」と聞き、これに石丸氏が「同じ質問を繰り返されてます?」と返した。応答がかみ合わなくなり、「政治屋の定義はさっきお話ししましたよ」「定義を聞いてるんです。まだ答えてもらってない」「堂々巡りになってませんか?」「どう違うんですか?っていう定義」と混乱状態が続いた。

 ここで森アナが「申し訳ありません、ここでお時間となりました。ありがとうございました」と告げ、石丸氏は微妙な表情ながら「ありがとうございました」と述べて中継が終了した。

 石丸氏との中継が終わった後に、森アナは「さあ、ということで、今の最後の質問に関しては答えていただけなかったと」と述べた。

 石丸氏は選挙結果について「都民の総意があらわれた」としている件で、中継冒頭で森アナが「改めて今回の結果を教えていただけますか」と聞き、石丸氏が「都民の選択が明らかになったということですよ、ね?」「それ以上のコメントがないんですけれども」と返していた。

 この件について、森アナは中継後に「都民の総意が現れた、に関しては、それ以上の説明もないと」と述べた。

 「さらに今後の政治、選挙についても、あらゆる選択肢があるんだということで、あくまで分かりやすい例として『広島1区』をあげたと。あまり大きな意味はなかったというような回答でした」とまとめた。

 コメント欄には、中継後の局側の進行に「失礼」「悪口」「印象操作」と、相当に厳しい意見が集中している。

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