松重豊監督 映画版「孤独のグルメ」でラブストーリーに挑戦 役者松重に「ちゃんと芝居して編集も楽。器用な役者」

 会見に登壇した松重豊
 会見に登壇した松重豊
 会見に登壇した松重豊
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 俳優の松重豊(61)が10日、初の監督・脚本を務めた映画「孤独のグルメ」(25年1月10日公開)のプロジェクト発表会見に登壇した。

 作品はテレビ東京が開局60周年を記念し、12年1月から連続ドラマとしてシリーズ化したものを特別企画として映画化。映画となった理由について松重は「プロデューサー、スタッフがいなくなったりして、人材から立て直さなきゃいけないというのは2年前ぐらいからありまして、この際、大風呂敷を広げて映画化というのはどうかなと。それがきっかけで今回の話に至りました」と明かした。

 昨年9月にクランクインし、フランスのエッフェル塔での撮影も行った。話の内容は松重演じる輸入雑貨商の井之頭五郎が、一人で食事をする作品ではあるものの「元々、出ている内容もいっぱいあるんですけど、物語として一番大事なのはやっぱりラブストーリーを入れたい、中軸にしたいなというのと、大冒険ものにしたいなというものがあった。冒険と恋があって、劇映画として言うことないんじゃないかと思う」と胸を張った。

 監督兼俳優としては松重は井之頭としてスーツを着たまま「ハイ、オッケー!」と役柄の服装のまま、監督を果たす複数の責務を行ったという。監督から見た俳優・松重については「(映像を)嫌になるくらい見たんですけど、なかなかいい奴だと、ちゃんと芝居して、編集も楽でした。起用な役者さんと思った」と褒めていた。

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