１１日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「虎に翼」では、家族との深い溝を感じた寅子（伊藤沙莉）が緊急家族会議を開催。そこで出るわ、出るわ、寅子への苦情が噴出。まるで昭和の父親のような寅子の様子が浮き彫りとなった。

　この日の「虎に翼」では、家族との間に溝ができていることにようやく気付いた寅子が、自宅で家族会議を開く。花江が「何でもかんでも寅ちゃんのせいにしてごめんなさい。これからは私がもっと気を配って…」と言ったところで寅子が「はい！スンは禁止」とバッサリ。

　これに子供達が「スンとさせてるのは寅ちゃんだ！」「そうだそうだ」と反発。寅子はすぐに「確かにそうだわ。禁止を押しつけるのも偉そうよね」と反省。ここで堰を切ったように子供達が寅子への不満を口に出す。

　「お母さん（花江）にお茶を頼むときとか、起こしてもらうときにありがとうって言わないのが嫌。やってもらって当たり前と思っている」「なんでもやらせてくれるのはいいけど、その道を究めろ、一番じゃないとダメだって態度されるとみんなやりたくなくなる」「みんなが寅ちゃんみたいに頭がいいわけじゃないのに、努力しないからだって顔されるのも嫌だ」「朝からお酒臭いのも嫌だ」「就職先に悩んでる時に話聞いてくれるって言ってたのに結局聞いてくれなかった」「もう僕に興味がないのが悲しい」など、出るわ出るわの不満の嵐。

　その一つ一つに寅子は耳を傾け、謝っていった。その上で、寅子は優未は一緒に新潟に来てほしいと頭を下げる。

　ネットは「直明くんもずっと我慢してたんだね」「寅子は昭和のお父さんみたい」「甥っ子にズケズケ言われる寅子はかわいそうでつらかった」「みんな小さな『ん？』をたくさん抱えてたんだね」などの声が上がっていた。