青春ドラマの人気俳優 酒気帯び運転で衝突事故 寝落ちして自転車と接触 軽傷負わす「酒抜けただろうと」HPで謝罪

 井上純一=2008年
 井上純一の所属事務所NLTのHPから
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 俳優の井上純一(65)が今月4日、東京都港区芝浦2丁目の路上で酒気帯び運転をしたとして、警視庁が道交法違反の疑いで井上を任意で事情聴取したことが10日、明らかになった。

 反対車線を走行していた車に衝突。呼気検査でアルコールが検出された。この事故でけが人はいなかった。直前に自転車に乗った人と接触したとみられ、警視庁は自動車運転処罰法違反(過失傷害)などの疑いも視野に調べる。

 井上はこの日、所属事務所のHPで経緯を詳細につづるとともに、謝罪した。

 「このたびは、私の酒気帯び運転により、被害者の方々に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。何よりも自転車の転倒でお怪我を負わせてしまった男性と、事故時の破片で運転中のお車に損傷を与えてしまった男性には、心より深く深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 関係者へのお詫びなども記し、「心より反省し、今後二度とこのようなことを起こさないことをお誓い致します」と約束した。

 その上で、経緯を説明した。「前日7月3日は、18時ころ帰宅して仕事を済ませ、21時ころから1人でスポーツ番組を観ながら350mlの缶ビールを4本飲みました。それ以外のお酒は飲んでいません。そして夜0時半ころ就寝しました」と事故前夜にビール4缶を飲み、就寝したという。

 「翌朝7月4日は、朝7時半ころ起床しました。連日の疲れと朝方のため眠気はありましたが、身体にお酒が残っているとは全く思わず、私は8時半ころ、スポーツクラブに行くために自動車で自宅を出ました」という井上。「自宅を出て数百メートルのところで、不意の眠気に襲われ、その時に足がアクセルに乗ってしまい、中央分離帯に衝突してしまいました。一瞬の寝落ちのときに自転車のそばを走っていたためか、自転車と接触し、転倒させ、擦り傷を負わせてしまいましたことに気づけませんでした(お怪我の様子は警察から教えていただきました)」と第一の事故について書き記した。

 続けて「また、中央分離帯に衝突し、その勢いでポールの破片が対向車線に飛んで、それが走行中のお車に当たり損傷を与えてしまいました」と記述。接触したのは自らの車ではなく、ポールの破片とした。

 「私は何が起こったかわからず衝突のショックで動けず放心状態のままで車両にいたところ、駆けつけた警察官にドアを開けてもらい外に出ました。そこで呼気検査をして、酒気帯び状態であると告げられました」と包み隠さず書いた。

 「私はこれまで、車を運転する前にお酒を飲んだことは一度もありません。そうしようと考えたことも一切ありません。この日も睡眠をとっており、お酒は十分抜けただろうと思い込んでおりました。本当に申し訳ありませんでした」と重ねて詫びた。

 「事件翌日には、被害者の男性2名には直接お電話でお詫び申し上げるとともに、全面的に賠償させていただくことをお伝え申し上げました。この経緯は、そのまま警察にもお話しをし、調書にとっていただいています」と明かした。

 井上は高校在学中に旧ジャニーズ事務所に入所。歌手デビューしたが、俳優として花が開き、「ゆうひが丘の総理大臣」などの青春ドラマに多数出演して人気に。「池中玄太80キロ」「スチュワーデス物語」でも好演した。

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