おおたわ史絵氏 松本人志側が被害告発者の証人出廷を「諦めさせようとしているのははっきり分かってる」と主張 松本側は「利害関係」指摘し怒りの抗議
医師のおおたわ史絵氏が11日、コメンテーターを務める日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に生出演。ダウンタウン・松本人志が「週刊文春」の発行元である文藝春秋などを相手取り、約5億5000万円の慰謝料などを求めている裁判に関連し、同日発売の同誌が報じた内容に言及。松本側が被害者を「諦めさせようとしている図式だけははっきり分かった」とコメントした。
同誌では、誌面上で松本からの性被害を訴えているA子さんに対し、松本側が出廷を妨害する工作を行ったと報道。この日、司会を務めた読売テレビ西山耕平アナウンサーから「訴える側も萎縮してしまうのではないでしょうか?」と水を向けられたおおたわ氏は「特に性に関する、女性という立場が告発する場合は、リスクを伴うというか痛みも伴うし、相当傷つく点も多いと思います。ですから、途中で諦めてしまったり示談に応じてしまったりという、実際に相当な被害に遭っている人でもそういうケースが後を絶たないのは、こういう問題もあると思いますから、訴えてる側を守るということ」と熱弁した。
さらに「いかに公正な判断に持っていけるかということ。登場人物が多くなり過ぎちゃってて、お茶の間もわかんなくなりつつ、私もわかんなくなりつつあるんですよ」と現状を分析。「元編集長女性が出てきたり、Xさんが出てきたりとか、ありとあらゆる手を使って、とにかくA子さんに(出廷を)諦めさせようとしているという図式だけは、はっきり私にも分かってる感じ」と主張した。
この放送に対し、松本の代理人を務める田代政弘弁護士は12日、弁護士事務所の公式サイトで「讀賣テレビ放送株式会社に対する抗議文の申入れについて」と題した文書を公開。おおたわ氏が、文藝春秋が発行、配信する多数の媒体に寄稿していることから「株式会社文藝春秋と明確な利害関係のある者」とし、「コメンテーターとして起用し、本件についてコメントを促すこと自体、公平性を欠いた編成であると断ずるほかございません」と厳しく指摘した。松本自身も12日深夜、自身のXでこの抗議文書の画像を投稿した。