石丸伸二氏 選挙特番での対応は「憎悪ではなく愛情」 「女・子ども」発言批判には「切り抜き」と反論

 前安芸高田市長で、7日に投開票が行われた東京都知事選挙に立候補して落選した石丸伸二氏が14日、TBS系「サンデー・ジャポン」に生出演。一部で批判を浴びている、開票後の発言について真意を語った。

 番組では、コメンテーターのタレント・鈴木紗理奈が、石丸氏の選挙後のインタビューについて「結構熱を持って見てたんです」としつつ、「開票後のインタビューって、一番国民が注目してるところで、あんな受け答えでバチバチやって、結構ドキドキして見ちゃって。メディアへの不信感も分かるけど、もうちょっと丁寧に答えていただきたかったなと思うんですけど、なんであんな答え方をされたんでしょうか?」と質問した。

 これに石丸氏は「前提として、私はずっとあの調子でメディアと向き合ってるんですね。それは憎悪じゃなくて愛情なんですよ。メディアにもっとちゃんとしてほしい、頑張ってほしいという思いで真摯に向き合ってきました」と回答。「おっしゃる通り、日本中が注目しているあのタイミングだったんで、絶対外しちゃいけないと。ここでメディアの現状を知ってもらうには、自分が引き受ける役割があるなって」と説明した。

 これに鈴木は「メディアに関してはわかるんですけど、質問するコメンテーターに対してはもうちょっと寄り添って答える…」と反論。フジテレビ系の選挙特番での、元乃木坂46のタレント・山崎怜奈とのやりとりに触れ「山崎怜奈さんとかは、私よりも全然勉強してるし、めちゃくちゃ頭が良いし、私が知らないことも知ってるし、質問もそんなおかしい質問じゃないなと思ったんですよ。それを突っぱねる感じだったんで、なんでなんだろうっていう」とさらに問いかけた。

 石丸氏は穏やかに笑いながら「質問によって合わせてるんですよ。なので、ちゃんとした質問に対しては結構しっかり答えてます。一問一答でですね。テンポよく」と回答。「で、そうなってないところについては、『これは今のこの場で言うべき質問ではなかったんですよ』っていうのがわかるように対応してます。変に包まないで。包むと視聴者って、なんとなく今うまくいってたのかなと思う一番悪いのは、4年後、また同じことメディアが繰り返すんですよ。今回あれだけあれば、もう次絶対同じことやらないと思います」と意図を強調した。

 さらに、タレントの大沢あかねが「『女・子どもに容赦するって言うのは優しさじゃない』っていう、女性としては『ん?』って発言があって、今の時代にはそぐわないのかなって。もうちょっと寄り添ってくれた発言をしていただいてもいいのかなと思ったんですけど」と問うと、石丸氏は「あれがまさに“切り抜きだ”からそうなるんです」と明言。「その前の前段があって、真剣勝負のくだりをしてるんですよ。時代劇チックなトークをしてるんですね。そこから『女・子どもに容赦するっていう話が時代遅れですよ』って文脈で話してるんですよ。『だからダメですよね』っていうのを言ってるのに、それが差別発言だっていうのは、ものすごい曲解されてるなっていう風には思います」と説明した。

 この回答に鈴木は「頭ポンポンは!?喜ぶと思ってんの?」と詰問。石丸氏は「子ども扱いするってことですよ女性に対して頭ポンポンというのも。根底にあるのは、女性を大人じゃなくて子供とみなすから頭をポンポンって発想なんですよ。『それが間違っとる』ってバサッと切ってるんですけど、そこだけ見たらこいつがそういう発想なのかっていう風になっちゃいます」と苦言を呈した。

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