Ａぇ！ｇｒｏｕｐの正門良規（２７）が、舞台「Ｔｏｕｃｈｉｎｇ　ｔｈｅ　Ｖｏｉｄ　タッチング・ザ・ヴォイド　～虚空に触れて～」（１０月８日～１１月４日、東京・ＰＡＲＣＯ劇場ほか）で主演を務めることが１４日、分かった。「ヴィンセント・イン・ブリクストン」（２２年）以来、２年ぶりの主演舞台となる。

　原作は主人公である登山家のジョー・シンプソン氏が執筆した同名小説。ペルーにある標高約６４００メートルのシウラ・グランデ山登頂の際に実際に起こった壮絶な遭難事故の回想録となっている。

　グループがデビューした５月以降、初の舞台主演に正門は「演劇が大好きで次はいつ舞台に立つことができるだろうとうずうずしていました！いただいたお話がいつか立ちたいと思っていた念願のＰＡＲＣＯ劇場。本当にびっくりです。主演として立てることが本当に誇りです」とジョー役に意欲を燃やす。

　演出を手がける英・ブリストルの劇場で芸術監督を務めたトム・モリス氏とはオンライン面談を重ねており「稽古が始まるのを楽しみに毎日トレーニングをするなど、できる限りの準備をしています」とした。

　アイスアックスのみで体を支える迫力満点のメインビジュアルも公開。「スタジオも冷房でキンキンに冷やしていただき、徹底的に疑似雪山を作ってくださいました（笑）」と撮影を振り返り「お芝居に加え、ハードなフィジカルワークもあり、心身ともに大変な作品になりそうですが、とにかく今はわくわくしています」と話した。

　古川琴音、田中亨、浅利陽介の出演も決定。正門は「観客の皆さんが思わず全神経を使って見入ってしまうような、そんなスリリングでいて温かい物語をお伝えします」と約束した。