大貫妙子 坂本龍一さんを語る「ヘッドホン越しの気配で伝わってくる」「“犬の耳”と呼ぶほど耳良い」

 シンガー・ソングライターの大貫妙子(70)が15日、新宿区・東急歌舞伎町タワーの109シネマズプレミアムで、昨年3月に亡くなった音楽家・坂本龍一氏とコラボしたアルバム「UTAU」(10年)の初アナログ盤&ブルーレイ発売記念のイベントに登場した。

 14年前に札幌・芸森スタジオで10日間にわたって収録を回想。「(坂本さんの伴奏は)ヘッドホン越しの気配で伝わってくる。人間なので呼吸がある。そこに合わせてテンポを探っていきました」などと振り返った。

 会場は坂本氏が音響監督を務めた映画館。約120人のファンとともにアナログ盤での上質な音源で「美貌の青空」、「夏色の服」、「鉄道員」を視聴。「“犬の耳”と呼んだほど、坂本さんは本当に耳が良い。レコーディング中には何度も涙を流していた」と話した。イベント後にはライブ映像の上映もされた。

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