「海のはじまり」で描かれる4人の「母」 朱音(大竹しのぶ)の過去も明らかに
15日に放送されたフジテレビ系月9ドラマ「海のはじまり」では、水季(古川琴音)、弥生(有村架純)、朱音(大竹しのぶ)、ゆき子(西田尚美)のそれぞれの母親としての背景が描かれた。
この日の「海のはじまり」では、夏(目黒蓮)が水季が産んだ娘・海の家で、水季の母・朱音から水季は不妊治療の末、42歳でようやく授かった子だったということを打ち明けられる。不妊治療までして授かった子が自分とは真逆の人生を歩み、その末早世してしまったことを知り、夏は複雑な思いを抱く。
後日、夏は恋人の弥生と海の誕生日を祝うために外出。水季が務めていた図書館で時間を過ごすが、夏と海の近い距離感に弥生は疎外感を覚える。さらに弥生は、海を送った後、朱音から「子ども産んだことないでしょ」などと言われてしまう。弥生は前週の放送で、中絶を経験していることが描かれていた。
また、夏が海に自分の家族のことを話すシーンでは「父親と弟は、俺と血が繋がってなくて、父親が前に結婚してた人が弟のお母さんで、母親が前に結婚してた人がお父さん。だから他人なんだけど、今は本当のお父さんと弟」などと説明。夏の母は血の繋がらない夏の弟に愛情を注ぎ、しっかりと家族となっていた。
シングルマザーで子を残して死んだ水季、不妊治療の末ようやく授かった娘が早世し、孫を育てる朱音、中絶したことを隠している弥生、連れ子を育てる夏の母・ゆき子。登場する女性がそれぞれの事情を抱えていることに、ネットも「子を残して旅立つ母の気持ち、子どもに先立たれた母の気持ち、母になることを諦めなければならなかった気持ち、話が進むにつれてより深く考えてしまう」「人生は思い通りにいかないから切なくて」「いろんな『母』が登場してそれぞれの母の思いが絶対的な存在であるそれぞれの子どもへと投下されてて、どれも間違いじゃないし考えさせられる」などの声が上がっていた。