関根勤 萩本欽一から「共演NG」を突きつけられた過去「関根みたいなの嫌い」目の前で

 タレントの関根勤(70)が恩師・萩本欽一から「共演NG」を食らっていた過去を明かした。現在U-NEXTで配信中の「無学 鶴の間」にゲスト出演。メインMCの笑福亭鶴瓶(72)と会場の聴衆に、ちょうど50年前となったデビュー当時の思い出を語った。

 鶴瓶に「(萩本の)弟子という形をとってもらっとったんやろ?」と聞かれた関根は「仮の弟子ということで。それにしてもあの人はタモリさんと同じで、ぜんぜん忖度しないんですよね」と切り出した。

 アマチュア参加型情報バラエティ番組「ぎんざNOW!」(1972~79年)の人気コーナー「素人コメディアン道場」で初代チャンピオンになった関根は、浅井企画から「第二の萩本に」とスカウトされた。そして社長が「関根を使ってあげてよ」と萩本に推挙してくれたが、反応はひどいものだったという。

 関根「欽ちゃんは『関根みたいなの嫌い。一緒に仕事したくない』って。3メートルくらいの目の前で言われたんですよ。このひと正直だなって。面と向かっていうのよ。まあ、よっぽど嫌いだったんだなって(笑い)」

 萩本は高校を出てすぐに浅草のコメディアンに教えを乞い、歴史のある軽演劇の流れを踏襲していた。

 「ところが僕はそんな勉強なんかしたことなかった。テレビをみて、林家三平さんみて面白い、コント55号みて面白い、クレイジーキャッツみて面白い、でやっていた。そういう人たちのやり方を自分のなかで勝手にミックスしてやっているから、基礎が全然ない。萩本さんからみたら違和感しかないわけですよ。演歌歌手の人がラップを聞いた感じかな。それで嫌だったみたい」

 それでも、弟子として一緒に過ごすうちに、徐々に打ち解けていったという。「5年くらいやって、関根好きだよ、と」。50年がたった今では、萩本が立てた記念碑に、萩本と並ぶ形で名前を彫ってもらうほどの関係性になった。

 鶴瓶は「こういう人間だというのがわかったんやな。時間かかってもわかるほうが、うわべじゃなくてええやんな」としみじみとうなずいていた。

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