宝塚 花組新トップ永久輝せあ名古屋でお披露目「1分1秒を大切に、忘れられない日に」
宝塚歌劇団花組の新トップスター永久輝せあとのお披露目公演「ドン・ジュアン」が16日、名古屋・御園座で初日を迎え、あふれる思いを口にした。
終演後、舞台あいさつに立った永久輝は、「この初日を迎えるまで1分1秒、無駄にはできないという思いできました」と思わず笑顔。「この作品は魔物のようなパワーがある。いくらあらがってもひきつけられる。気がついたら没入している。魂を震わせて千秋楽まで公演させていただきます」と全力疾走を誓った。
またカーテンコールでは「昨日、(潤色・演出の)生田大和先生に『忘れられない日にしようね』と言われました。私たちも今朝、『忘れられない日にしようね』と言い合いました。そして人生のなかで忘れられない日なりました」とトップとしての第1作にかける思いを口にしていた。
同作はフレンチミュージカルとして、2016年に雪組の望海風斗主演により日本初上演。永久輝も雪組時代に出演し、ヒロインの婚約者を演じた思いで深い作品。今回は女、酒、悪徳と放蕩(ほうとう)の限りを尽くして生きるドン・ジュアンを演じた。
公演は8月1日まで。