１７日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「虎に翼」では、優未（竹澤咲子）と優三（仲野太賀）との共通点を見つけた寅子（伊藤沙莉）が笑顔を見せる一幕があった。

　この日の「虎に翼」では、帰宅した寅子が優未の学校のノートを悪いと分かりながら見てしまう。そこには点数を改ざんする練習をした跡が残っていた。

　寅子がノートを見ているところに優未がやってきてしまい、あわててノートをひったくる。寅子は改めて「ウソは良くないけど、ウソをつかせたのはお母さんだから」「ごめんなさい」と優未に頭を下げる。

　すると優未も「ごめんなさい」といってこの日返ってきたテストを寅子に出す。その点数は４４点。優未は「毎日頑張って勉強して、お家ではできるけど、テストになるとギュルギュルって」とテストになると腹痛に見舞われてしまうと告白する。

　これに寅子は「お父さんに似ちゃったか」と思わず笑ってしまう。不思議がる優未に「お父さんもね、緊張するとすぐにお腹が痛くなっちゃうの」と、優三も高等試験のたびに腹痛に見舞われていたことを伝える。

　優未は覚えていない父との共通点に大喜びで「本当？他にはどんなダメなところがあるの？花江さんもいい人とか、優しい人しか言わなかったもん」とせがむも、胸がいっぱいになってしまった寅子は夕飯の支度を理由に、それ以上は優三のことは伝えられなかった。

　これこそが、花江が言っていた「寅ちゃんにしかできないこと」ではあるが、いざ話そうとすると何を話せばいいのかわからなくなってしまった寅子。ネットは「優三さんを思い出すと切なくて悲しいって、優未と共有しなよ、寅子」「テストになるとお腹がギュルギュルする優未は優三さんに似たんだね。ＤＮＡ！」「寅ちゃん、優三のことを思い出すと胸が詰まることも、上手く言えないことも、それごとまるっと優未に伝えられたらいいんだよ」「優未ちゃんには、もっとお母さんのダメなところ人間らしいところを見せたらいいね」などの声が上がっていた。