27時間テレビに革命!?総合演出に異例の11年目コンビ抜てき 総合司会も霜降りらお笑い界若手エース

 27時間テレビのメインビジュアル
 27時間テレビの総合演出を務める田中良樹氏(左)と杉野幹典氏
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 毎夏恒例となっているフジテレビ系の大型生番組「FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!」が20日午後6時半にスタートする。今年はバラエティー番組「新しいカギ」をベースに放送。総合演出を杉野幹典氏、田中良樹氏が担当する。2人は、14年入社で同じバラエティー制作センターへ配属された“同期コンビ”だ。1987年にスタートした伝統ある番組の総合演出を入社11年目で務めるのは極めて異例。大役を担う2人に番組の見どころ、野望を聞いた。

 若き才能が27時間テレビに“革命”を起こす。

 昨年8月、フジテレビ社長室で港浩一社長から「来年(24年)の27時間テレビは『新しいカギ』を中心に作ります」と大きな課題を与えられた。総合演出という大役が降りかかり、杉野氏は「まずイメージできなかったですよね。27時間テレビやるって」、田中氏も「大きな番組すぎて。プレッシャーはもちろんありましたが、ワクワクもありましたね」と心を震わせた。

 2人は14年入社の同期で、ずっと同じ部署。杉野氏が「本当に相談しやすい」と語るように、良い関係を築いている。若くして大型番組へ抜てきされた形だが、田中氏が「若いのは言い訳にできない」と語れば、杉野氏もうなずく。同じ方向を向く“戦友”として、1年をかけて27時間のアイデアを出し合った。

 今回の総合司会は、27時間のベースとなる番組「新しいカギ」でMCを務める霜降り明星、チョコレートプラネット、ハナコを起用した。若手お笑い界のエースと言える3組が顔をそろえるが、田中氏は「3組は老若男女に人気があるけど、特に若者からの人気がすごいなというのをロケに出ても思う。これからの作品は若者に向けていくべきだと思いますし、そこを引っ張るアイコンとしての3組というのはハマっている」と“番組成功のカギ”として期待を寄せる。

 司会3組と27時間テレビの「日本一たのしい学園祭」というテーマが合致する既存番組を掛け合わせ、タイムテーブルを作成した。全国の高校生ダンサーが一堂に会するダンス大会「カギダンススタジアム」が一押しコーナーで、杉野氏は「学生チームとカギメンバーがダンスでタッグを組んだ。27時間の最後の3時間に向け、何カ月もの時間を高校生もカギメンバーも費やした。その成果が3時間に凝縮されている」と熱っぽく語る。

 27時間テレビの野望を問うと、田中氏は「視聴率ですね。視聴率を取りたい」とキッパリ。「一生懸命作っているので、良い物にはなると思うけど、良い物を作るのはプロとして当たり前。前提に置いた上で、結果はこだわっていきたい」と燃える。同期コンビの演出の妙で、27時間テレビを成功に導く。

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