【The LDH Times】BALLISTIK BOYZ・砂田将宏 悩んで、自信失って それでも諦めずつかんだ「チャンス」の年
BALLISTIK BOYZ・砂田将宏(24)がターニングポイントを迎えている。5月にメジャーデビュー5周年を迎え、11月6日に初の日本武道館公演「BBZ EVOLUTION」を控える。個人活動としては、現在放送中のフジテレビ系ドラマ「ビリオン×スクール」(金曜、後9・00)で日下部龍太役として、5年ぶりにドラマ出演している。大きな仕事が舞い込む現状を「チャンス」と捉え、自らの手で飛躍の年にする。
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-11月に初の日本武道館ライブ開催へ。心境は。
「すごくうれしかったですし、やっとかという感じでいろいろ感慨深かったですね。ずっとホールツアーをやってきて、一つ上のステージ、アリーナ規模を目指して頑張ってきた。諦めずに勝つまでやればいけるんだなというのを実感した。正直デビューしたての頃、もっと早く大きなステージへ行けるんじゃないかなと思っていた。コロナで2年も止まってしまった時もあって、やっと次に行けるんだと。去年『N.E.X.T.』というツアーをやって、自分たちは『このツアーを終えたらネクストステージへ行く』と思いながら回っていた。ただ正直、アリーナツアー規模をやるというよりかは、ホールツアーをもう一度やるのが現実的なところもあって、結構食らった。先が見えなくなりそうになった部分もあったけど、日本武道館という発表はすごく大きかったです」
-同所はオーディションが行われるなど、LDHにとってゆかりの場所。
「それこそTAKAHIROさんが『VOCAL BATTLE AUDITION』に出て、EXILEになった瞬間をテレビで見ていた側。EXILEの新パフォーマーオーディションもそう。自分はデビューしてから、iCON Z(新世代オーディション)へ参加した子たちの(日本武道館での)ステージに僕たちも一緒に立った。LDHの色んな歴史が刻まれている場所でもあるし、アーティストとして日本武道館というステージで単独ライブをするのは一つの目標であり、夢。グループにすごく合っている会場だと思う」
-メジャーデビュー5周年。成長の手応えは。
「いっぱいあります。皆がグループに対する向き合い方や、夢への向き合い方が大きく進化したかなと思う。自分たち的に理想の5年だったかと言われると、やっぱりそうではなくて。5年後にこうなってたかったという絵を想像してた。色んな壁にぶち当たって、たくさん悩んで。自信を失って自分たちのスタイルを疑う時もあったけど、タイでの半年間の武者修行で、デビューして3年目で0から1にする作業をもう一度始め、デビュー時のフレッシュ感、ハングリー精神、一体感が生まれて、皆が同じスタートラインに立てた」
-現在「ビリオン×スクール」に出演中だが、5年ぶりのドラマ現場は。
「学園モノなので、同じ世代の役者さんが集まって良い刺激になっています。撮影は一日中、一緒にいる。画角に入っていない時もあるけど、自分の席に座って、横の子としゃべっている。本当のクラスメートみたいです。学生時代をアメリカで過ごして、日本の高校生活を味わえなかったので、楽しいです。(自分の学生生活は)ハイスクール・ミュージカルみたいな感じ。それこそ中学生の最後でミュージカルをやるんです。オーディションもあって、受けた結果が廊下のボードに貼り出されるんですよ。上から重要な役で順番に名前が書いてあって、自分はなかなか良い役だった。アメリカ70年代の『グリース』という作品で、そこで初めて演技をしました。初めて人前で歌ったのもそのミュージカルです。そこから演技のレッスンも始めた。日本武道館も役者もチャレンジできる年で、今後人生を振り返った時にターニングポイントだったなと思える年になりそうだし、なるように頑張ります」
◇砂田将宏(すなだ・まさひろ)2000年5月17日生まれ、大阪府出身。BALLISTIK BOYZの最年少メンバー。英語を話すバイリンガル。14~17年にグローバルアーティスト育成プロジェクトの一環で、米NYへ3年半留学。帰国後の18年にBALLISTIK BOYZを結成した。19年にメジャーデビューし、タイやインドネシアなどのアジア諸国のライブへ参加。趣味&特技はサッカー。少年時代にポルトガル・SLベンフィカへサッカー留学経験あり。