“星月コンビ”新生AKBの革命起こす!佐藤綺星「怖いものはない」八木愛月「甘えはなくさないと」
AKB48の64枚目のシングル「恋 詰んじゃった」で新センターを務める佐藤綺星(あいり=20)と18期研究生ながら2作連続選抜入りを果たした八木愛月(あづき=19)が新曲のテーマ「新生AKB48の革命」を主導する。17年間貢献してきた柏木由紀(33)卒業後、最初のシングルでもあり、佐藤は「新しいスタートダッシュを決めたい」と決意をにじませ、グループの将来像を八木とともに語った。
“星月コンビ”の2人がそろって熱い思いを明かした。新センターの佐藤は「プレッシャーはすごく感じる。でも無理になくす必要もない。ちょっと緊張感がある状態で挑んだ方が勢いが出る。いろんな感情を持ちつつ楽しみたい」と意気込み、八木も「後輩だからという甘えはなくさないといけない」と燃える。
新曲は「Everyday、カチューシャ」(11年)などヒット曲を生み出した井上ヨシマサ氏による作曲で原点回帰を思わせる。レジェンド・柏木卒業後最初のシングル。総監督も向井地美音(26)から倉野尾成美(23)に交代し、新生AKB48の船出となる。
佐藤は「(柏木卒業後最初のシングルと)言われすぎてもう振り切っちゃった。前に進むしかないので怖いものはない」と強調し、「今、メンバーの気持ちが一つになっている」と絶対的な存在が抜けた危機感は共通認識としてAKBを統一させている。
人気絶頂だった14年以降、AKBだけで100人以上のメンバーを抱えてきたが、近年は変化の時を迎えている。20年から徐々に人数を減らし、23年には過去最多の40人以上が卒業を発表。7月時点での在籍メンバーは研究生を含め43人となっている。
グループのスリム化にはメリットもあり、メンバー3桁の時期を経験している佐藤は「人数が多い時は(同じAKBでも)話したことがなかったり、私のことを知らない先輩がいたと思う」と振り返り、「今はたくさん劇場公演に出られたり、歌番組や選抜に入るチャンスが増えた。『私もいける』と期待感も上がった」と説明する。
自身は3月に研究生から昇格して4カ月でセンターに抜てきされた。演技も未経験ながらテレビ東京系ドラマ「星屑テレパス」の主演をオーディションで勝ち取るなど、新たな顔としての階段を登っている。
佐藤は「今のAKBは『根も葉もRumor』(21年)くらいから出戻りのファンの方が増えてきた。またファンに戻ってきてほしい。一致団結で前に進んでほしい」と呼びかけ、八木も「(シングルの)コンセプト通り、革命を起こしたい」とアピール。新体制の中心となる2人がAKBの未来を切り開いていく。
◆八木愛月(やぎ・あづき)2005年3月22日生まれ。東京都出身。23年4月9日、AKB48の18期研究生としてお披露目。3月に発売された63枚目シングル「カラコンウインク」で初の選抜入りし、現在シングル2作連続選抜。AKBのオーディションを受けたきっかけは小学生の時に選抜総選挙の生中継を見たこと。憧れは大島優子、渡辺麻友さん。身長159センチ。
◆佐藤綺星(さとう・あいり)2004年6月24日生まれ。千葉県出身。22年5月にAKB48の17期研究生としてお披露目。22年の60枚目シングル「久しぶりのリップグロス」で初選抜入り。24年3月に正規メンバー昇格。AKBのオーディションを受けたきっかけは高校入学前の春休みに劇場公演を見たこと。姉は15期生の佐藤妃星。身長156センチ。血液型B。