歌手の近藤真彦（６０）が１９日、東京・日本武道館でバースデーライブを開催。全２８曲を熱唱し、約１万人のファンと還暦を祝った。

　赤い革ジャンでステージに降臨。サングラスを投げ捨て赤いペンライトが揺れる客席を練り歩き、「ハイティーン・ブギ」からスタートした豪華な“誕生日会”では、ドン小西氏提供の赤スーツ姿を披露。盟友・野村義男、葉加瀬太郎ら豪華ゲストの登場や、会場全体でのバースデーソング合唱など盛り上がった。

　開演前には「１６歳でデビューして、アイドルとしてやっていけるのかという不安もあったが、こうして６０歳で満員の武道館でやらせてもらう。感謝しかないよね」と笑顔。誕生日の朝、家族から言われた「還暦おめでとう」の言葉が「ズシンときました」と話した。自らと同じ１９６４年に生まれた日本武道館での記念ライブ。「お互い、歳取ったなと思って、感慨深いですね」と笑った。

　還暦を迎えたが、どこまでもエネルギッシュ。コンサート後には、レースのために富士スピードウェイへ。９月からは新たなコンサートツアーを始め、１２月には３４年ぶりの主演となる舞台「ギンギラ学園物語」を東名阪で開催することも発表。ライブにも登場した鈴木おさむ氏が放送作家引退前に脚本を書き下ろし、自身も演出を担当する。歩みを止めず、マッチは走り続ける。