丸山桂里奈 新生なでしこへエール「五輪で取ったことがない金メダル取ってほしい」 注目はDF高橋はな「裏回しも頑張って」

 元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈(41)とサッカー元日本代表で、現在は解説者としても活躍する本並健治氏(60)夫妻が五輪の舞台に臨む後輩たちにエールを送った。男女の日本代表でそれぞれ活躍した2人。観戦のポイントやキーマンを挙げ、さらには自宅での観戦スタイルも語った。

  ◇  ◇

 4年に1度の激闘の火ぶたが切られる。アテネ、北京、ロンドンと3度の五輪出場経験がある丸山は「楽しみ。後輩なので気になる。(11年の)W杯は金、ロンドン五輪は銀。メダルは続いてほしいし、五輪で取ったことがない金メダルを取ってほしい」と期待した。

 引退後も日本代表選手と連絡を取り、チームの様子を聞いている。10代の選手が2人いる“新生なでしこ”について「選手に聞くと、池田太監督が熱い監督だと。太なのにすごい細いじゃんって思ったけど、選手からの信頼は太い。佐々木(則夫)監督の時と似ている。プレーを否定するよりも肯定派。選手も監督のために頑張ろうとつながると思う」と考察する。

 丸山が注目するのは、DFの高橋はな選手。「仲が良いのもあるけど、私たちの時もムードメーカーはすごい大事だった。試合の流れが悪かった時に一言、行動で一気に変わる部分がある。はなちゃんに期待したいです。けがを乗り越えて復帰したというのもあるので、人に寄り添うことができる選手だし、最後まで諦めない力がある。裏回しも頑張ってほしい」。チームを救う“女神”となることを願っている。

 1次リーグでは、スペイン、ブラジル、ナイジェリアと対戦する。激しいメダル争いを切り抜けるキーマンを「交代の選手」とし「相手も徹底的に分析してくると思うけど、途中で交代する人は分析できるものが少ないないから、流れを変えられる。疲れてきた時の交代の選手は爆発的な力がある」と熱く語った。

 サッカー夫妻だけに、自宅での観戦スタイルは独特。「私はフォワードで本並さんはキーパーだから、リビングで位置が変わります。私は前のめり、本並さんは後ろ」。23年2月に第1子女児を出産し、今回は家族が増えて迎える初の五輪。テレビ前で試合の行方を見守るが、「娘をどこに座らせようかな。フォワードとキーパーの真ん中くらい?」とポジションにお悩みの様子だ。9600キロ先のパリへ届くように、家族一丸となって熱い声援を届ける。

 ◇丸山桂里奈(まるやま・かりな)1983年3月26日生まれ。東京都出身。05年にL・リーグ(現なでしこリーグ)の東京電力女子サッカー部マリーゼに入団し、新人王を受賞。08年に北京五輪代表に選出。10年に米フィラデルフィア・インデペンデンス、10~11年はジェフ千葉レディース、12~16年にスペランツァFC大阪高槻でプレー。16年9月に引退。20年9月に本並健治氏と結婚し、23年2月に第1子女児を出産。

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