横浜流星 複数の顔持つ指名手配犯を熱演 藤井道人監督と3度目のタッグ結成 アクションシーンは「気持ちの部分大事に」

 俳優の横浜流星(27)が、映画「正体」(11月29日公開)に主演し、いくつもの顔を持つ指名手配犯を演じることが22日、分かった。

 主演以外のメーンキャスト4人が先行して解禁されていたが、ついに主演の“正体”が明らかとなった。「余命10年」を興収30億円のヒットに導いた藤井道人監督の新作。さまざまな人物が、殺人容疑で死刑宣告を受けたが脱走し、潜伏を続ける主人公との出会いを語るが、その姿、印象はまったく違う。果たして凶悪犯なのか、無実の青年なのか、真相に迫るサスペンス。横浜にとっては、同じ役ながら七変化の演技が求められる難役となる。

 藤井監督とは3度目のタッグ。クランクイン前に監督、原作小説を手がけた染井為人氏と3人で食事に行くなど、時間を積み重ねてきた作品だけに、横浜は「本当に濃くありがたい時間をいただけて、凄くこの作品への思い入れは強いです」と振り返る。

 アクションシーンへのこだわりも強く、アパートの三階からトラックの屋根に飛び降りるシーンでは14回、テイクを重ねたという。逃走者を体現し「もう全部キツイですよ。決まったアクションじゃないので、本当に死に物狂いで逃げているし、気持ちの部分を大事にしていたので、そこがアクションで伝わればいと思います」と期待した。

 それぞれの視点から主人公について語るメーンキャストは吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之が演じる。

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