玉川徹氏 橋下徹氏、石丸伸二氏からは「どんな国作りたいか、伝わらなかった」 都知事選出馬の安野貴博氏に問いただす

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が24日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。過去にインタビューした橋下徹氏、石丸伸二氏を引き合いに出し、都知事選で5位となったAIエンジニアで起業家、作家の安野貴博氏へ「どんな国を作りたいか?」と質問した。

 この日は、都知事選に出馬し、無名候補ながらも15万票余りを獲得して、主要候補4氏に次ぐ5位となった安野氏がゲスト出演。番組では、知名度のない安野氏が健闘した背景として、AIを駆使した今までにない選挙活動があったと紹介した。

 玉川氏は「AIについてもデジタルについても道具だと思っているんですね。政治をやる人ということであれば、一体政治で何をしようとしているのかっていうのが大事で。AIにしても、デジタルにしても、それを伝える手段だと思っているんですよ」と前置きした。

 「僕、今まで、新しく出てきた人。例えば、橋下徹さんが府知事になったときには、『どんな国にしたいですか』というのをインタビューしました。だけど、何回もインタビューしたんだけど、そこはよく分からなかったですね。伝わってこなかったです。聞いたんですけど、直接、話していただけなかったし」と、府知事選へ出馬した年の橋下氏からは明確な答えを得ることができなかったと振り返った。

 続けて「石丸さんにも今回、インタビューしたんですけども。都知事選だったというのもあるんだけども、一体どんな国を作りたいのかという部分は伝わってこなかったんですね」と今回の都知事選で次点となった石丸氏についても同様だったと明かした。

 玉川氏は「政治家を目指したわけですよね。どんな国を作りたいですか?」と安野氏に同じ質問を投げかけた。

 安野氏は「皆さんの声、私たちの声というものが届くような政治にしたいと思っている。テクノロジーをどう使うのかは本質的な問題だと思っていて。今まで選挙という枠組みでしか民意を反映できなかった。今のAIとかインターネットの技術を使うことで、より人々の声を広く、深く、早く聞くことができるんですね。皆さんの声が届く社会していきたいと思います」と答えた。

 玉川氏は「もしかすると、技術が進んでいけば、この課題に対して皆さんどう思いますかということに対して選挙すらいらなくなるかもしれない。政治家が生き続けるたためには、私は政治家としてこういう国にしたいんだっていう思いがなかったら、もう政治家すらいらなくなる時代になっていくと思う。どういう国を作りたいですか?」と重ねて問いかけた。

 安野氏は「人と人とが尊重しあえるような、だれも取り残さない社会を作りたい」と述べた。

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