お笑い芸人のケンドーコバヤシが２３日深夜放送の読売テレビ「にけつッ！！」に出演。小学生を注意した自身のふるまいが正しかったかどうか、共演の千原ジュニアに「僕がよくなかったのか、判定してほしいんですけど」と尋ねた。

　地方局のローカル特番に出演。帰京の飛行機の時間まで余裕があったため、以前から気になっていた大型サウナに行ったという。

　昼の時間帯で、小学生の利用者も多くいる中、セルフロウリュウのサウナに行ったという。「１回かけたら５分は空けてください。１回につきひしゃく２杯まで」と注意書きが書かれていたが、子供たちは無視。「子どもたちはかけたらシャーッ！っとなるのが楽しくてバッシャバシャかけていた」とはしゃぎ回っていたという。

　ケンコバは「おい！オマエらな、これ、ルールあんねん。５分に１回やろ、１回２杯まで。ルール守れ。な？分かったな！」と注意。少年たちは「はい」と素直に応じ、すーっとサウナ室を出て行った。。

　ケンコバは「思ったより声出ちゃったと思うんですよ」という「おい！」と子供たちへの叱り方が強めだったことを反省。それでも「まあでも必要な教育やな、と。集団の中でルールを守らなアカンと」と自らの行動の意味を話した。

　続けて、「他にいた大人たちの反応はどうなんやろ、と。１０人ぐらいおるから、気になって皆の目を見たんですよ。『子どものやることでしょ』っていう目で、全員に見られたんですよ。完全にそういう目で見てるんですよ」と、冷たい視線を送った周囲の大人の対応にがく然とした思いを語った。

　「俺が悪いんすか？」と尋ねられたジュニアは、「間違ったこと言ってないし」と理解を示したつつ、新幹線や飛行機で泣いている子供に舌打ちなどで不快感を示す大人に対しては「大人に怒ってもええかなと思う」とし、「子どもできてからやけど、余計強なるな」と、父親の立場から、別角度の視点を語った。

　ケンコバは「言ってあげた方がいいと思うんですよ。でもね、俺が教育者みたいに『僕たち？』って言うのも気持ち悪いじゃないですか。難しいところです」と悩みを深めていた。