「もしも徳川家康が総理大臣になったら」テーマ曲にワクワク「死して屍拾う者なし」名作時代劇楽曲

 個性豊かな「もしも徳川家康が総理大臣になったら」のキャラクター(C)2024「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会
 坂本龍馬役の赤楚衛二(左)と記者役の浜辺美波(C)2024「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会
 蘇った(左から)秀吉(竹中直人)、家康(野村萬斎)、信長(GACKT)=(C)2024「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会
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 徳川家康、坂本龍馬、聖徳太子、紫式部ら歴史上の異人が現代に復活して組閣する異色の映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」が26日、公開された。歴史上の偉人たちがそれぞれの特性を生かしながら日本の舵を取るという物語。劇中の意外な演出が一部の時代劇ファンに刺さっている。

 冒頭部分で偉人内閣が組閣された場面で流れるのは「大江戸捜査網」のテーマ曲だ。歌詞はなく、ホルンをメインにした時代劇らしからぬ軽快なメロディー。何かが起きそうなワクワク感たっぷりだ。

 ネットでは「劇伴に大江戸捜査網が流れた時は『おおっ』ってにやりとしたわ。」「疾走感あってかっこいいこの曲。大江戸捜査網じゃないか」「いきなりこの曲がかかって映画見ながら誰かが隠密同心で出てくるのかと思った」「劇中で流れてたの大江戸捜査網のテーマだよね?最高」と思わずニヤリとしてしまった観客のコメントも見られた。同作のメガホンを取ったのは「テルマエ・ロマエ」シリーズや「翔んで埼玉」シリーズなどで知られる武内英樹監督。「偉人達が集結するワクワク感や本作のエンタメ感にぴったり」と、衣装合わせの段階からBGMとして使用していたという。

 「大江戸捜査網」は1970年からテレビ東京系で放送されていた時代劇。老中・松平定信が秘密裏に作った「隠密同心」の活躍を描いている。タイトル以上に知られているのが「隠密同心 心得之條」の文言だ。「わが命わが物と思わず 武門之儀、あくまで陰にて 己の器量を伏し、御下命、如何にても果すべし 尚、死して屍拾う者なし 死して屍拾う者なし 死して屍拾う者なし」。命をかけて職務を全うしようとする偉人内閣のメンバーにも「死して屍拾う者なし」に通じる心意気がある。

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