「サンモニ」識者「国家同士が競い合うモデル限界。五輪は見直す時期」膳場貴子は冒頭から「日本勢が早速メダルを」

 TBS「サンデーモーニング」が27日、放送された。冒頭から、キャスターの膳場貴子が「昨日からパリオリンピックが始まりました。日本勢が早速、素晴らしいメダル2つのニュースが入ってきてます」と柔道女子48キロ級で角田夏実が金メダルを、男子60キロ級で永山竜樹が銅メダルを獲得したことを、喜びいっぱいに伝えた。

 その後、スポーツコーナーでも女子柔道五輪連覇の谷亮子さんが登場し、「あっぱれ!」を送りながら、たっぷり五輪情報を届けた。

 しかし、続く「風をよむ」のコーナーでは「五輪と戦火」をテーマに、内戦が続く南スーダンの選手団にスポットライトをあて、平和の祭典としての五輪の意義を問いかけた。

 同志社大客員教授でジャーナリストの元村有希子氏は「アスリートの方々の頑張りに胸を打たれますし、心から拍手を送りたいですけれど」と前置き。「ガザで血まみれになっている子供たちの映像を見たあとで、あのきらびやかなショーを見るとパラレルワールド、別世界のような感じがする」と話した。

 今大会には、ロシアが出場できない一方で、イスラエルが出場していることを「二重基準。そこの裏に何があったんだろう」と指摘。「私見ですが、国家同士が競い合うモデルは限界が来ていると思う。そこには必ずプロパガンダが入るし、国威発揚、国が押しのけて勝つということを政治家に利用されるということもある。オリンピックは色んな課題がありますけど、根本的に見直す時期に来ているのでは、と私は思っている」と語った。

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