「ジョジョ」荒木飛呂彦氏 大阪駅に直径2メートルの巨大アート制作「本当に光栄」
「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ作者で漫画家の荒木飛呂彦氏が29日、大阪市内で、自身が手がけた初のパブリックアートの発表セレモニーに出席した。
31日から公開される、大阪駅西側地区アートプロジェクト「WARP」内で、かつて大阪駅のシンボルとして親しまれた「噴水小僧」をモチーフにした「THE FOUNTAIN BOY」を制作した荒木氏。作品が公開され「漫画家なのに、あまりパブリックな仕事がなかったので、本当に光栄でした」と、初めての作業を終えた喜びを語った。
直径2メートルのステンドグラスに描かれたのは、噴水小僧をモチーフにした少年のイラストや、現在連載中の「The JOJOLands」の主人公・ジョディオのスタンド「ノーヴェンバー・レイン」など「ジョジョ」に登場するスタンドたち。荒木氏は「スタンドは見えない自然の力を絵にしているので、それは絶対に必要だった」と、こだわりを語った。
数あるスタンドの中で7体を選んだ理由を「パワーが強い順番です」と即答。「(作品の前を)通過する人たちへの癒やしであり、希望であり、幸運へのパワーです」と、今後、自身の作品が新たなパワースポットとして定着することを願っていた。