片岡愛之助「やっとこの時が」ライフワーク「永楽館歌舞伎」に意欲 松葉ガニ&皿そばも心待ち
歌舞伎俳優の片岡愛之助が30日、大阪市内で兵庫県豊岡市に現存する近畿最古の芝居小屋「出石永楽館」で開催される「第14回 永楽館歌舞伎」(11月4~11日)の取材会に出席した。
新型コロナ感染拡大の影響を受け2020年から中止されていたが、昨年9月、4年ぶりに復活。2008年のこけら落としから座頭を務め、愛之助が「ライフワーク」と位置づける公演だけに「やっとこの時がきた」と、昨年に続く開催を喜んだ。
上演する「奥州安達原 袖萩祭文」、「高坏」ではともに初役に挑戦。「ここでしか見られないものを作りたい、見ていただきたい。ここから文化を発信していきたい」と、気合十分で語った。
今回は日程がコロナ以前と同じ11月となり、愛之助にとっての楽しみも復活したといい、「やはりカニの解禁でございます」とニヤリ。例年11月頃に解禁される松葉ガニ漁を心待ちにした。さらに同じく出石名物の皿そばを「一軒一軒、味も作り方も違うので、全部征服して欲しい」とアピール。自身もこれまでの最高記録である41皿超え宣言していた。