宝塚 花組・聖乃あすか主演舞台「みなさまに笑顔になっていただけるように」
宝塚歌劇団花組スター、聖乃あすか主演「Liefie-愛しい人-」が30日、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで初日を迎えた。
ロマンチックコメディで、ほのぼのとした世界だが、「言葉が人を傷つける」といったメッセージも盛り込まれている。新聞記者のダーンを演じた主演の聖乃は美しく、登場するだけで舞台が華やぐ。ヒロインのミラ役の七彩はづきとの恋もなかなか進まずじれったいほどの少女漫画のようなドキドキ感をみせた。
唯一のダークな存在のレオ役の侑輝大弥も美貌の男役。舞台の端にいても目を引き、キラキラとノーブルな王子様のような聖乃とは対照的に、ギラギラとしたほの暗さを出した。
フィナーレも娘役だけのダンスに始まり、男役のパワフルなダンス、主演コンビのデュエットとたっぷり。椅子と机をモチーフにした舞台セットがおしゃれで目を引いた。
初日を前に行われたゲネプロでは「1公演1公演を大切に、みなさまに笑顔になっていただけるように努めてまいります」とあいさつした。
同公演は8月1日まで。