「わかるっ!」体操金にNHK解説の現役選手が内村航平氏にタメ口で興奮「マジでナイス!」午前3時の大絶叫後に反省
「パリ五輪・体操男子団体・決勝」(29日、ベルシー・アリーナ)
日本が、合計259・594点で最終種目の鉄棒で中国を大逆転。16年リオデジャネイロ五輪以来2大会ぶりの金メダルを獲得した。2位の中国とは0・532点差。3位は米国だった。
橋本大輝、岡慎之助、萱和磨、杉野正尭、谷川航の5人で挑んだ日本は、首位中国と3・267点差で迎えた最終種目の鉄棒で、萱、岡、橋本が3人が完璧な演技でつないだ。中国選手が2度落下するまさかの展開となり、土壇場で順位を入れ替えた。
中継はNHKが担当。東京のスタジオでは、谷川航の弟で同じく体操選手の谷川翔が田中理恵さんとともに解説した。深夜3時17分、現地からスタジオに放送が戻ると、翔は「よっしゃー!」と雄たけび。「マジでナイス!」とカメラに向かって、指を差しだし「最高!ありがとう!」と声を張り上げた。
我に返って「ちょっと声がデカすぎた」と反省。その後も「こんなことある?って感じで。震えが止まらない。勇気もらいまくりというね」と興奮を抑えきれなかった。
翔は「とにかく、萱選手が試合中にミスがちょこちょこ出ても『いける!あきらめんな!まだいける!』と言う声が聞こえて、それがチーム全体の思いで、最後の鉄棒まで誰ひとり諦めてなかったという、気持ちでつかんだ金メダルでした」と解説。「あの中国の演技を見て心が折れそうになるところを、グッとこらえた」と答えた。
現地で解説した内村航平氏が中継に登場。「僕も優勝した気持ちになってました」と感想をもらすと、翔は「わかるっ!」「オレもっ!」とレジェンド先輩にもタメ口で再び、雄たけびを挙げた。
翔は内村氏に「金メダルを獲得したときの表彰式ではどんな気持ちですか?」と尋ね、「『オリンピックチャンピオン!』ってコールされる。あれを聞くと鳥肌が立って、また呼ばれたくなる。僕、きょうも呼んで欲しい」とジョークで返答された。
翔が「オリンピックチャンピオン!」と呼びかけたが「ちょっと安っぽいな」とツッコまれるなど、“金メダルハイ”に陥っていた。
翔は、2022年の世界選手権代表。