前明石市長・泉房穂氏 阿部詩選手の大号泣に「責める気にはなれない」 「迷惑をかけた面も」としつつ「もらい泣きしそうになった」

 前明石市長で弁護士の泉房穂氏が30日、自身のX(旧ツイッター)を更新。28日に行われたパリ五輪女子52キロ級2回戦で敗れ、試合終了後に号泣した阿部詩選手の姿が賛否両論をうんでいることに触れ「責める気にはなれない」とつづった。

 阿部選手は2回戦で、ウズベキスタンのディヨラ・ケルディヨロワ選手に谷落としで一本負け。呆然とした表情を浮かべ、礼をして畳を降りた後もコーチに抱きかかえられながら大号泣し、大会役員から退場を促される一幕があった。

 泉氏は28日にXで、阿部の試合後のコメントを伝えるニュースを引用し「『相手が上回っていた』と言えるところが、すごいと思う。阿部詩選手のこれからを、これまで以上に応援していきたい」とエールを送った。

 そして30日には「阿部詩選手の試合後の号泣について、賛否様々な議論が続いており、それぞれの意見に一理はあると思うし、後から振り返れば、もっと早く会場を出るべきで、周りに迷惑をかけた面もあるとは思うが」と指摘。それでも「もらい泣きをしそうになった者としては、そのことを責める気持ちにはなれない…」とつづった。

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