ロバート・山本博 パリ五輪ボクシング・岡沢セオン&原田周大に期待!元プロボクサーでJBCインスペクター

 出場する2選手にエールを送ったロバート・山本博(撮影・西岡正)
 練習を公開したボクシング男子パリ五輪代表で71キロ級の岡沢セオン=11日
 練習を公開したボクシング男子パリ五輪代表で57キロ級の原田周大=11日
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 お笑いトリオ・ロバートのメンバーで元プロボクサーの山本博(46)が、パリ五輪ボクシングの日本代表として71キロ級に出場する岡沢セオン選手(28)と男子57キロ級の原田周大選手(22)に熱くエールを送り、「絶対に金メダルを取ってくれる。100%でしょ!」と期待を寄せた。現在は日本ボクシングコミッション(JBC)で選手の計量や誘導など、試合進行を担う「インスペクター」を務める立場として、プロボクシングとの違い、見どころなどを存分に語った。

 日本ボクシングはこれまでの大会で、男女合計8個のメダルを獲得。2021年の東京五輪では、入江聖奈氏が日本人女子初の金メダルに輝き、男子としては12年のロンドン五輪で村田諒太氏が獲得して以来の金メダルに期待がかかる。

 五輪ではアマチュア競技として行われるボクシング。プロの舞台で戦った山本はプロとアマは「見方が全然違う」という。「アマチュアはものすごいテクニックの洗練されたスポーツ。しかも子供の頃からやってる方がほとんどなので、スキルが全然高い」と熱く語った。

 その上で、2選手へは「絶対金メダルをとってくれる。100%でしょ!」と期待。特に、9位に終わった東京五輪に続き二度目の出場となる岡沢選手は東京五輪の前から期待していたといい「今回は是非金メダルをとってほしい」と願った。

 試合は3分3ラウンドという短時間ルール。プロで3分4ラウンドという似たルールで戦った山本はアマチュアは「早めに自分のスタイルに持ち込むっていう空気は感じる」と分析。短時間ゆえにスピーディーな試合運びになると予想し、自身が戦うなら「ガンガン行きますね。ジャブジャブジャブで(相手が)入ってきたのをカウンターの右ストレートを合わせる」とプランも語った。

 運動不足解消のために始めたボクシングでプロとなり、今では日本で行われるプロ試合の管轄・管理を行うJBCで試合進行に係る「インスペクター」を務める山本。「僕がプロボクシングにいるからだけど才能があるのでアマチュアの人にはプロにも行ってほしい」と願望も口にした。

 今後のボクシングにおける目標は「底辺拡大」とし「ボクシングに何の縁もなかった人が見に来られるものになってほしい」と期待。「やっぱりメダル(獲得)で子供たちから憧れられるスポーツになる。ボクシングやってる子たちも憧れるようなスター選手の誕生を楽しみにしてます!」。自らも芸人との二足のわらじで貢献し、ボクシングのさらなる発展を願う。

 ◇山本博(やまもと・ひろし)1978年9月5日生まれ。群馬県出身。98年に秋山竜次、馬場裕之とトリオ「ロバート」を結成。04年にボクシングを始め、08年にテレビ朝日系「Qさま!!」の企画で29歳でプロテスト合格。14年、プロライセンス失効(当時)まで1年を切った36歳でプロデビュー。1戦1勝1KO。引退後はトレーナーライセンス取得。24年、JBCのインスペクターの資格を取得し、東日本では3人しかいない「マスター」の立場で従事。現在はレフェリーの研修中。

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