宝塚大劇場で約11カ月ぶりの新人公演 日程や業務の見直し

 宝塚歌劇団雪組新人公演「ベルサイユのばら-フェルゼン編-」が1日、兵庫・宝塚大劇場で上演された。宝塚大劇場では昨年9月、新人公演の最上級生で成績最上位の“長の長”と呼ばれる立場だった宙組娘役のAさんが急死して以降、宝塚では新人公演は上演されておらず、約11カ月ぶりの再開となった。

 新人公演は初舞台から7年目までの劇団員で上演。期待の新人の発掘、育成という意味でも、宝塚のスターシステムの根幹をなす。それだけに村上浩爾理事長も「舞台に立つにあたっての非常に大切な場。今後も継続したい」と語っている。その上で劇団員の「負担が大きかった」と認め、身体的・心理的な負担を見直してきた。

 実施日(18営業日→23日営業日を目標)を変更することで、本公演と並行して行われる稽古の日程に休養日を加えるなど、改革に着手した。さらには「小道具や、本役の衣装を新人公演用に手配する書類作成などの負担も軽減するため、スタッフなどにできるだけ分散」と、新公出演者の舞台以外の業務を減らした。

 今後は宝塚大劇場でも新人公演は通常通り上演。2025年正月の宙組公演の新公も、約1年10カ月ぶりに行われる予定になっている。

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