宝塚 雪組「ベルサイユのばら」新公 初主演の蒼波「感謝の気持ちでいっぱいです」

 宝塚歌劇団雪組新人公演「ベルサイユのばら-フェルゼン編-」が1日、兵庫・宝塚大劇場で上演された。宝塚大劇場では宙組の劇団員が急死して以来、新人公演がストップしており、11カ月ぶりの上演となった。

 フェルゼンを演じた蒼波黎也は104期で、新人公演の最高学年での初主演となった。175センチと舞台映えのする容姿で、幕開きから朗々とした歌を披露。難しい役柄ながら、下級生たちを引っ張り、舞台をまとめ上げた。

 マリー・アントワネット役の白綺華は107期の首席入団。こちらも蒼波同様の初ヒロインで、可憐な容姿と鈴を転がすような美しい声で、こちらも見事な歌声。2幕は2人の子どもたちの母として、また牢獄のシーンでは、王妃の気品を見せた。

 男装の麗人オスカルの紀城ゆりやは、今宵一夜の場面や、バスティーユの戦闘場面など見せ場も多かった。アンドレを演じた華世京は、下級生ながら本公演でも大役を次々と演じており、今回も落ち着いた芝居運びを見せた。

 終演後の舞台あいさつで、最上級生で成績も最もよい“長の長”と呼ばれる立場でもある蒼波は、初主演の大変さも感じさせず、落ち着いた様子。「今回から、宝塚大劇場で新人公演をさせていただきました。『ベルサイユのばら』という作品で、一人ひとりが悩みもがいてきましたが、こうして未熟な私たちがこうして舞台に立て、感謝の気持ちでいっぱいです」とあいさつしていた。

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