3歳からボーダー・7 MEN 侍の中村嶺亜 スケボー・パーク日本代表に熱いメッセージ「楽しく滑ってほしい」

 スケートボードに乗って日本にエールを送る7 MEN 侍の中村嶺亜(撮影・堀内翔) 
 爽やかな笑顔が魅力的な7 MEN 侍の中村嶺亜(撮影・堀内翔)
 パークで連覇を狙う四十住さくら=2022年4月
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 人気グループ・7 MEN 侍の中村嶺亜(27)が、パリ五輪で金メダル獲得を目指す男女スケートボード代表に熱烈エールを送った。父親の影響で自身も3歳からボードに乗る中村。ストリートでの吉沢恋選手(14)、連覇を達成した堀米雄斗選手(25)の金メダルの勢いそのままに、連覇のかかる四十住さくら選手(22)らパークの代表陣にも「楽しく滑ってほしい」とメッセージを送った。

 ストリートでは堀米や吉沢の快挙に日本中が沸いた。今度は連覇を狙う四十住らが大舞台に挑む。中村は「フルメイクできれば優勝できて、誰がしてもおかしくない。それがこの競技の面白さというか、自分との闘いでもある」と魅力を口にし「楽しく滑ってほしい」とメッセージを送った。

 前回の東京大会から五輪種目となったスケートボード。スノーボードの大会に出ていた父親の影響で、都心と長野の“2拠点生活”をきっかけに、幼少期からゲレンデや雪のない期間はスケボーに触れた。「ずっと練習してた技が初めて決まった時の感動」などスケボーの魅力に惹かれ、旅行先だった九州で出た大会でも優勝。アイドル活動でも、舞台にスケボーを取り入れた演出を行ったこともある。

 東京五輪では、ストリートでは堀米が金メダルを獲得するなど多くの注目を集めた。「何が一番変わったって、最近は全然滑れてないんですけど、それでもふらっとパークに行った時の(周囲の)レベルがめっちゃ上がった」と競技の広がりを実感。一方、トリックを失敗した選手をライバル選手がリスペクトを持って迎えるカルチャーに注目が集まることは「当たり前すぎて、そっかーって。言われてみればそうだな」と語る。

 パークに臨む日本代表勢には「みんな優勝できるルーティンを持ってるから、そこがドキドキしながら見るポイントですよね」と語り「普段の楽しくスケートしてる時の感覚で滑れれば絶対優勝できる。頑張れじゃないんですよね。楽しく滑ってほしいし、そこが一番。リラックスして楽しめた人が勝つのかも」と予想。そして「その姿が一番スケートボードのあるべき姿な気がしてる」。それぞれがベストを尽くす姿を期待している。

 ◇中村嶺亜(なかむら・れいあ)1997年4月2日生まれ。東京都出身。父親の影響でスケートボードを始めた。趣味は絵とゲーム。特技はスケボー・スノボ。自身が思うチャームポイントは「笑顔」。身長166センチ。

 ◆スケートボード・パーク 2021年東京五輪で初めて採用された。おわん形の斜面を組み合わせたコースを滑り、空中技などを繰り出す。技の難度や完成度、独自性などで採点される。日本勢は東京大会で、女子の四十住さくらが金メダルを獲得した。

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