元ＳＫＥ４８でソロアイドルとして活動する江籠裕奈（２４）が２枚目のシングル「プリンセステイラー」をリリースした。かわいさ全開な“陽”の部分だけでなく“陰”のネガティブな感情も表現。「やっぱり自分はアイドル」とソロとしての決意をにじませ、グループ卒業後もアイドルの王道を進む。

　アイドルらしさ全開の笑顔だった。２３年をもってＳＫＥ４８を卒業して踏み出したソロでの第２弾。作詞にも携わり「アイドルを長くやってきて、つらいこととか嫌なことがあっても開演時間になったらステージに立たないといけない。自然なオンとオフがあったのかなって思いながら書きました」とこれまでの実体験から“陽”と“陰”が表現されている。

　ＡＫＢ４８グループ出身の多くは卒業後に女優やタレントなどに進む中、江籠が選んだ道はソロアイドル。ＳＫＥ４８在籍時からソロライブを重ねた経験もあって「やっぱり１人でもステージに立って、たくさんのファンの方を幸せにできたら、それはアイドルとして一番幸せなこと」と迷いはなかった。

　周囲から「ＳＫＥでやりきれなかったのか？」と言われたことも。それでも「アイドルを目指してＳＫＥになった子たちのその先があまりなかった。グループの他に１人でもアイドルとしてライブをすることも一つ（の選択肢）にしたかった」と後輩のためにもソロアイドルの道を切り開く覚悟で飛び込んだ。

　一人になったことでグループ在籍時よりも責任感は増した。歌の練習などもより力が入るはず。だが「『努力しています』とは言いたくない。苦労を見せなくてもステージでかわいいのがアイドル」と江籠。この夏には大規模なフェスにも出演が決まっている。さらなる人気獲得へ、ソロでもアイドルの王道を貫く。

　◆江籠裕奈（えご・ゆうな）２０００年３月２９日生まれ。愛知県出身。１１年１１月にＳＫＥ４８第５期生としてお披露目。１４年２月からＴｅａｍ　Ｋのメンバーとして活動。１７枚目シングル「コケティッシュ渋滞中」での初選抜入りから３１枚目シングル「好きになっちゃった」まで選抜メンバー。２３年１２月３１日でＳＫＥ４８を卒業。好きな言葉は「かわいい」「継続は力なり」。身長１６２センチ。血液型Ｏ。