濱田マリ スポーツクライミング代表へエール!自身も競技歴10年以上 イチ推しは森秋彩選手

 スポーツクライミングを愛する歌手で女優の濱田マリ(55)が、パリ五輪に出場する男女4選手に熱烈エールを送り「登る時の個性に注目して」とアピールした。2011年から本格的にジムに通い「トレーニングを続けているとご褒美のような出会いがある」と力説する愛好家。代表選手とは面識があり、大学生クライマーの森秋彩(もり・あい)選手(20)に尊敬の念を抱く。個々の特長を知る“タレントクライマー”は、全員メダル獲得のチャンスありと期待を寄せた。

 東京五輪から競技として採用され、2大会連続で実施されるスポーツクライミング。人気も高まり全国でジムも増えたという。「興味を持った方が多くなって、競技人口も増えました。とってもうれしい。私はすることも好きですけど、1人でも多くの方に魅力を知っていただいて、楽しんでもらいたいです」。

 競技歴10年以上の濱田は今大会について「皆さんメダルを取る可能性はあります。日本はクライミング大国なんです。打倒日本というのが今、世界の合言葉にもなっているんです」という。

 代表4選手は「ボルダー&リード」種目に出場する。ボルダーは高さ4・5メートルの壁を制限時間内にいくつ登れたかを、リードでは高さ15メートル以上の壁を1回のトライで制限時間内にどこまで高く登れるかを競う。「同じ課題を違う人が登るので、ムーブは一つではない。どちらの競技も選手の個性が出ます。ダイナミックに登る人もいれば、じわりじわりと登る人もいます」。個々の登り方の違いに競技の面白さがあるという。

 イチ推しは20歳の大学生クライマー森選手。身長154センチながら頭脳的な登りで頂を制する姿が「すてき」という。「私は身長151センチ、リーチ150センチで不利な体形なんです。森秋彩ちゃんも選手の中では小柄なんですけども、(登りの)引き出しが多く、どうやって越えていくかをものすごく工夫する。秋彩ちゃんしか出せない『そうやって行くんかい!』っていう登りをされる。小柄ながら難しい課題にも言い訳しないで努力して素晴らしい」。昨年の世界選手権で優勝した若きクライマーに熱視線を送る。

 競技前には選手同士が、どのように登るかを考える「オブザベーション」という時間が与えられるのも競技の魅力だという。「私が好きなシーンで、みんなでこう登ろうよとか、少し交流があるんです。ライバルなのにみんなで登ろうよという交流がとっても好き」。戦う相手ながら、同じ課題の克服へ、時には話し合うなど競技者にはフェアプレー精神もある。

 今も週2回はジムに通い心身ともに健康という濱田。「疲れているから、元気になりに行こうという感覚です。ホールド(突起物)をつかむという、日常では味わえない独特の達成感が病みつきになるんです。仕事を楽しみながら、趣味の壁と、ハサミ(在籍するバンド・モダンチョキチョキズ)を同じぐらい楽しみたいなと思ってます」。女優業、バンド活動に加えて、スポーツクライミングは生活の一部となっている。

 ◆濱田マリ(はまだ・まり)1968年12月27日生まれ。兵庫県神戸市出身。1992年「モダンチョキチョキズ」のボーカルとしてデビュー。98年からテレビ朝日系の情報番組「あしたまにあ~な」のナレーターを務め注目を集めた。女優としては04年に映画「血と骨」に、19年に映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」などに出演。24年7月にはテレビ東京系ドラマ「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」に出演。趣味はボルダリング、手芸、公文、ねこ。

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