ダイアモンド☆ユカイ 書道家デビュー 「処女作」は11万円で即完 「書に人生を込めたい」

 自身の作品をバックにミニライブを行ったダイアモンド☆ユカイ
 作品を手に師匠の牧田悠有氏(中央右)とポーズを決めるダイアモンド☆ユカイ(同左)
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 歌手のダイアモンド☆ユカイが3日、大阪市内で書道家としてのデビューパフォーマンスを行った。

 師匠で書道家の牧田悠有氏とともに開催している個展に姿を現したユカイ。長さ1メートルほどの半紙の前で両手を合わせて集中力を高めると、巨大な筆を手にし、一輝に「心」の一文字を書き上げ、最後に雅号である「愉快」の文字を添えた。

 幼少期から絵を描くことが好きだったというユカイ。デッサン力は褒められるものの、色彩に関しては「(作品を)台無しにしちゃう」と、自信を失っていたという。そんな中で主に黒と白で構成される書道と出会い、作品に感銘を受けた牧田氏へ弟子入りを決意。それからわずか5カ月で書道家デビューを果たした。

 「緊張しました」と、苦笑しつつ、「本気で書かないとすごく字に見透かされるんです。恥ずかしいくらい。これはいいものに出会いました」と、書道の魅力を語った。牧田氏も「線質、線に天性のものを見ました」と、ユカイの才能を絶賛。「処女作」となった作品は11万円で即購入され、どうしても手に入れたいというファンのために、急きょもう一枚したためたほどだった。

 ミュージシャン、俳優、書道家と多岐にわたる活動に対し「全部真剣ですよ」と、言い切ったユカイ。「『職業はダイアモンド☆ユカイです』って、胸を張って言えるように。そして、書に人生そのもの、魂を吹き込めるようなものを目指したい」と、目標を定めた。

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