古舘伊知郎アナが「ド天才」松本人志を激白「彼ほど準備と本番、アドリブのはざまが分からない人はいない」
フリーアナウンサーの古舘伊知郎(69)が3日、都内で、著書「伝えるための準備学」(ひろのぶと株式会社)刊行記念取材会に出席した。
同書では、プロレス、F1など数々の名実況で知られる古舘アナが、そのトークスキルを発揮するために行っていた準備や心構えをつづった。
古館アナは同書を「自白本、あるいは告白本ですね」と紹介。自身を天才ではないと明かし「ド天才を見てきてしまっているんで。僕は22歳で局のアナウンサーになった時にアントニオ猪木さんを見てしまっているんですよ」と回想。「肉体の鍛え方、関節の天才的な柔らかさ、3しかない相手の実力を8まで引き上げて9で倒すっていうね」と名実況さながらの演説でしのんだ。
アントニオ猪木さんのほかに、ダウンタウン・松本人志の名も挙げ「やっぱりある種のド天才ですよね。彼ほど準備と本番、アドリブのはざまが分からない人はいないんですよ。瞬間的にボケたり、瞬間的に切り返したり、瞬間的にいなしてくるわけですから」と証言。「準備をしてるんだろうけど、本人が準備の自覚のない人を僕は天才と呼びます。僕みたいにしっかり勉強して、しっかり準備を重ねて本番に臨む。そういう計算ずくの奴が天才じゃないとすれば、やっぱり松本人志は天才じゃないですかね」と明かしていた。