朝比奈彩 パリ五輪・走り幅跳び日本代表を全力応援!中高時代経験者が“刹那のドラマ”の魅力を熱弁

 走り幅跳び経験者として、日本代表の橋岡優輝選手、秦澄美鈴選手にエールを送った朝比奈彩
 橋岡優輝
 秦澄美鈴
3枚

 モデルで女優の朝比奈彩(30)がパリ五輪陸上走り幅跳び日本代表の橋岡優輝選手(25)、秦澄美鈴選手(28)に対し「全力で応援します!」とエールを送った。自身は中学、高校で100メートル、走り幅跳び、4×100メートルリレーの選手として陸上に打ち込んだ経験者。五輪の選手は「『人間ができる最大の領域』で戦われている」とリスペクトを込め、2選手のメダル獲得に期待を込めるとともに、一アスリートとして、走り幅跳びの魅力や見どころなどを語った。

 橋岡選手は東京五輪に続いて2度目の出場。前回は6位で日本勢としては37年ぶりに入賞を果たし、今回は88年ぶりのメダル獲得に全力を注ぐ。秦選手は昨年、6メートル97センチの記録を打ち立て、17年ぶりに日本記録を更新。今回が五輪初出場で「日本人トップ」として、初のメダル獲得に挑む。

 朝比奈は、橋岡選手について5月の「木南記念陸上2024」において「助走を変えておられました」と指摘。同大会で橋岡選手は3位となり「気づけた試合になった」などと振り返っていたが、朝比奈は「オリンピックまでに(走り方が)自分の物になっているのではないかな?と思う」と予想。「とても難しいことは百も承知ですが、今年こそはメダルを狙えるように全力で応援します!!」と進化に期待を込めた。

 一方の秦選手は日本記録を更新したこともあり「注目選手の一人だった」という。「けががなくいい状態で仕上がっていれば、メダルも狙えるのではないかな?と勝手ながら思っておりました」と熱視線を送っている。

 朝比奈は母親が陸上部だったことから興味を持ち、中学から陸上部に所属。母と同じ、走り幅跳びと100メートルの選手となり高校では100メートル12秒8の記録で県大会ベスト8にも輝いた。元選手として走り幅跳びの魅力は「跳んでいる迫力」と回答。「他の競技に比べて始まってしまえば数秒、いえ、数歩で終わってしまう。それまでに何年もかけて努力し跳び方や助走の足合わせを何度も行います。その努力が実る瞬間を皆さまにぜひ見ていただきたい」と、「刹那のドラマ」の魅力を熱弁した。

 現在はモデルに女優とマルチに活躍するが「陸上からは、とにかく頑張れば頑張るだけ数字として表れてくれるところを学んだ」としみじみ。一方で「ただお伝えしたいのは、オリンピックの選手の方々は『頑張れば頑張るだけ』というよりも『人間ができる最大の領域』で戦われている分、私のような感覚は全くないと思います!!」と力説。「それでも同じ競技を行っていた一ファンとして、走幅跳びや100メートル、リレーの選手は特に全力で応援したい気持ちが強くあります」。日本勢悲願のメダル獲得へ、大きな期待を込めた。

 ◇朝比奈彩(あさひな・あや)1993年10月6日生まれ。兵庫県洲本市出身。中学・高校で陸上部所属。100メートル12秒8で県大会ベスト8。走り幅跳びは5メートル30センチ。2019年からファッション誌「Oggi」の専属モデル。17年にドラマ「東京アリス」で女優デビュー。19年に「ランウェイ24」でドラマ初主演。「今際の国のアリス」などの話題作にも出演。21年に「三代目 J SOUL BROTHERS」の山下健二郎と結婚し、24年に第1子出産。身長171センチ。

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