桂米丸さん死去 99歳 老衰で お茶の間でも人気「お笑いスター誕生」審査員長など

 桂米丸さん=2017年撮影
 落語芸術協会のファン感謝デー「芸協らくごまつり」を行った(左から)春風亭昇太、桂米助、桂歌丸、桂米丸、三遊亭小遊三=2007年10月
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 落語家の桂米丸(本名・須川勇)さんが1日、老衰のため亡くなったことが5日、分かった。落語芸術協会が発表した。99歳。

 米丸さんは横浜市出身。大正生まれで現役最高齢、終戦直後新作派の古今亭今輔門下に入門。新作落語一筋を貫いた落語家だった。

 1946年に古今亭今輔に入門。47年に二つ目昇進で古今亭今児となり、49年に真打ちとなり、四代目桂米丸を襲名。76年に日本芸術協会(現・落語芸術協会)の三代目会長に就任する。92年に紫綬褒章受賞、98年に勲四等旭日小綬章受賞。日本芸術協会から落語芸術協会にかけて23年間会長職に就き、長きにわたり協会の指導役であるとともに落語界の指導者として活躍した。

 テレビ黎明期、開局とともにテレビスターとしても売れ、広く世間に愛され師匠としても注目された。中京テレビ「お笑いマンガ道場」初代司会者、日本テレビ系「お笑いスター誕生!!」の審査員長も務めた。

 新型コロナウィルス感染症の流行以降は寄席出演を控え、寄席復帰を模索する中の訃報。寄席定席の最後の高座は令和元年九月下席新宿末廣亭だった。葬儀は8月4日近親者にて執り行われた。

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