作家の大崎善生さん死去 66歳 「聖の青春」「将棋の子」など

 大崎善生さん=2023年11月撮影
 大崎善生さん(左)から花束を渡され、祝福される藤井聡太王位=2023年11月撮影
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 作家で、元「将棋世界」編集長の大崎善生さんが3日に亡くなったことが5日、分かった。66歳。角川文庫編集部などがXで発表した。

 大崎さんは日本将棋連盟に就職、その後雑誌編集部「将棋世界」で編集長などを務めた。00年に棋士の村山聖さんの生涯を描いた「聖の青春」を発表し作家デビュー。この作品は映像化もされた。

 01年に将棋連盟を退職し、作家に専念。「パイロットフィッシュ」で吉川英治文学新人賞、「将棋の子」で講談社ノンフィクション賞などを受賞。2年前に咽頭がんを患っていた。

 角川文庫編集部は公式Xで「作家の大崎善生さんが8月3日、66歳でお亡くなりになりました。弊社では『パイロットフィッシュ』をはじめとする小説、ノンフィクション『聖の青春』『いつかの夏-名古屋闇サイト殺人事件』など数々の作品を刊行させていただきました。深く感謝申し上げ、心よりご冥福をお祈りいたします」と投稿している。

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