郷ひろみ パリ五輪ブレイキン・SHIGEKIXへエール 昨年紅白で共演「金メダルへGO~!」

 昨年の紅白歌合戦で半井重幸選手(右)とブレイキンを披露する郷ひろみ
 日の丸を振るデイリースポーツパリ五輪特命応援団長の郷(撮影・吉澤敬太 堀内翔)
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 デイリースポーツパリ五輪特命応援団長の歌手・郷ひろみ(68)が、パリ大会の新種目・ブレイキンの半井重幸選手(ダンサーネーム・SHIGEKIX)へエールを送る。郷は、昨年のNHK紅白歌合戦でブレイキンに初挑戦。半井選手からブレイキンの基本のキを教わり、年末の大舞台で化学反応を起こした。交流を深めたからこそ分かる半井選手のすごさ、競技の面白さを熱量たっぷりに語った。

 デイリースポーツパリ五輪特命応援団長の郷が待ちに待った競技がついに始まる!

 パリ大会の32競技329種目の中で「やっぱりブレイキンですよね!」と、パリ大会唯一の新種目であるダンススポーツを注目競技にピックアップ。注目選手は「NHKの紅白でご一緒させていただいたSHIGEKIX選手ですね!やっぱりどうしても目がいっちゃいます」と興奮した。

 開会式で日本の旗手を務めたSHIGEKIXこと半井重幸選手とは、昨年のNHK紅白歌合戦で「2億4千万の瞳~ブレイキンSP~」と題したステージで共演。1カ月に及ぶ特訓の末、本番で片手倒立の技「マックス」を成功させた。ブレイキンに触れ、郷は「実際にブレイキンを目の当たりにして、言葉が出ないんですよ。あまりにもすごくて」と脱帽する。

 紅白までの1カ月間、半井選手と練習を通して交流した。「ダンスが好きなので楽しいけど、ブレイキンは本当にできるのかというところもあった。難しかったし、最初は転んでいました。彼はいろんな大会に出られていたから、タイミングで(練習を)ご一緒した。僕に合わせてレベルを低くしてくれたけど、彼はめちゃくちゃレベルが高いですよ」と感心する。

 交流して知った半井選手の人柄を「考え方がフラットなんですよ。すごく柔軟性があって、素晴らしいなと思ったんですよね」と明かす。「ブレイキンの先駆者たちが『SHIGEKIXはレベルが違いますから』と異口同音に言われていたので、すごく記憶に残っている。本気を見られるのは五輪。注目したいですね」。どんなパフォーマンスが見られるのか、楽しみにしている。

 半世紀以上芸能界に身を置き、日本のエンターテインメントを盛り上げてきた郷。DJが選曲した音楽に合わせ、選手たちが即興でアクロバティックなダンスを披露するブレイキンにどこかシンパシーを感じている。「心の底から応援してる。五輪という物自体、各国から素晴らしい選手が集まってくるじゃないですか。その中でトップに入るのは大変なことだと思うけど、ぜひメダルを獲得してほしいと思う。SHIGEKIX、金メダルへGO~!」と熱くほえた。

 ◆郷ひろみ(ごう・ひろみ)1955年10月18日生まれ、福岡県出身。72年にNHK大河ドラマ「新・平家物語」で芸能界デビューし、同8月に「男の子 女の子」で歌手デビュー。西城秀樹さん、野口五郎とともに「新御三家」と呼ばれ、70年代にトップアイドルとして君臨した。日本を代表するポップスシンガーとして活躍し、主な楽曲は「お嫁サンバ」「よろしく哀愁」「GOLDFINGER’99」「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」「できるだけ、」など。

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