石田ひかり 眞栄田郷敦の母親演じサプライズ登場 娘の受験にも思い馳せ

 映画「ブルーピリオド」の初日舞台あいさつに出席した眞栄田郷敦(右)と石田ひかり
 初日舞台挨拶に出席した(左から)やす、石田ひかり、板垣李光人、眞栄田郷敦、高橋文哉、桜田ひより、萩原健太郎監督
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 俳優の眞栄田郷敦(24)が9日、都内で主演映画「ブルーピリオド」の初日舞台挨拶に、女優・石田ひかり(52)らと登場した。

 累計部数700万部を超えた山口つばさ氏の漫画の同名作を映画実写化。眞栄田は美術との衝撃的な出会いを果たしたのち、東京芸大を目指す高校生・八虎役を演じる。受験生の子と親の葛藤を描いた作品で、進行途中、母親役の石田ひかりが、サプライズで登場。花束を贈呈され眞栄田は「ちょっと泣きそうでした。お母さんとお父さんとのシーンが僕の中で大きなシーンだったので、すごくうれしい」と感激の表情で話した。

 母親役の石田は「私は家族とのシーンが全てだったんですけども、郷敦君の本当に絵が好きなんだと、真っすぐな目で必死に訴えかけてきたお芝居は、本当に素晴らしくて、この顔を見られているのは私だけなんだなという、親子のやりとりをしていました」としみじみと話した。

 石田は自身の家庭と重ね合わせ「今、ちょうど大学生の娘が2人いるんですけども、彼女たちが受験生だったときにこんな気持ちで立ち向かっていたのかなと。親の気持ちは十分、分かるんですけども、受験生側の気持ちを教えてもらった。親御さんたちにも見ていただきたいです」と訴えた。

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