宝塚 専科スターの凪七瑠海、退団へ 男役ながら「エリザベート」タイトルロール 香取慎吾とも共演 

 宝塚歌劇団は11日、専科スターの凪七瑠海(なぎな・るうみ)と花組スターの綺城ひか理(あやき・ひかり)、泉まいらが2025年1月19日の花組東京宝塚劇場公演「エンジェリックライ/Jubilee」千秋楽付で退団すると発表した。

 89期生の凪七は2003年、宝塚歌劇団に首席入団。その後、宙組に配属。男役として頭角を現した。09年の月組公演「エリザベート」にはタイトルロールのエリザベート役で特別出演し、異例の大抜擢となった。新人公演最終学年で「カサブランカ」で初主演。

 13年1月、月組に組替え。15年の専科公演「オイディプス王」では専科理事・轟悠の相手役を務めるなど、男役だけでなく、女役としての魅力も発揮した。16年9月に専科へと異動後も、各組に主要役で出演。外箱で主演するなど、独自の活躍を見せた。また23年の星組「バレンシアの熱い花/パッション・ダムール・アゲイン!」では、異例の全国ツアー公演初主演もつとめた。また今年の香取慎吾主演の「テラヤマキャバレー」にも外部出演し、話題を呼んでいた。

 本拠地・宝塚大劇場千秋楽の11月10日、東京宝塚劇場の25年1月19日の千秋楽には、本公演後に凪七のサヨナラショーも開催される。

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