劇団四季「ウィキッド」大阪公演 15日の初日を前に入念ゲネ「作品の感動をお届け」

劇団四季「ウィキッド」=大阪四季劇場(撮影・野田正明)
劇団四季「ウィキッド」=大阪四季劇場(撮影・野田正明)
劇団四季「ウィキッド」=大阪四季劇場(撮影・野田正明)
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 劇団四季のミュージカル「ウィキッド」の大阪公演最終通し舞台稽古が13日、大阪四季劇場で行われました。

 大阪では15年ぶりの上演で、原作はグレゴリー・マグワイアの「ウィキッド-誰も知らない、もう一つのオズの物語(旧:オズの魔女記)」。「オズの魔法使い」の知られざるプロローグを描き、ドロシーが「オズの国」に迷い込む以前に起きた、2人の魔女の出会いの物語。美しく野心家で人気者のグリンダと、緑色の肌で賢いが激しい気性のエルファバが、どのようにして「善い魔女」と「西の悪い魔女」になったのかをドラマティックに描いている。

 この日は本番同様に稽古が進行。出演キャストやスタッフによる入念なチェックが行われた。グリンダ役の山本紗衣は「グリンダは、キュートで明るい人気者。その彼女がエルファバというかけがえのない友人と出会い、大きく成長していきます。劇中では、こうした二人の少女の友情が描かれていく一方で、オズの魔法の世界を存分に感じさせてくれる煌びやかな場面や、物事の善悪とは何かと問いかけられるような場面もあり、多面的な魅力にあふれています。作品の感動をしっかりお届けできるよう、精一杯演じたいと思います」と意気込みを見せた。

 またエルファバ役の江畑晶慧も「生来の緑の肌というコンプレックスを抱えたエルファバは、愛されることを知らずに生きてきた孤独な少女。そんな彼女がグリンダやフィエロという存在に出会い、本当の友情と愛を学んでいきます。困難に立ち向かいながら、決断をしていく彼女の生き様は、きっと観る方の心を打つはず。難しい役どころですが、全身全霊で取り組みたいと思います」とコメントした。

 同公演は15日~2025年7月6日。

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