小山雄大 奥尻恋しや 観光大使就任も悪天候で搭乗機引き返し訪問断念、任命式リモート出席 デビュー曲「道南恋しや」でPR

 奥尻行きの便が引き返しとなり、函館空港にとんぼ返りした小山雄大
 オンラインで新村奥尻町長(右)から任命書を受け取る
 奥尻便引き返しとなり、函館空港にとんぼ返りした小山雄大
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 演歌歌手・三山ひろしの弟分で、4月にメジャーデビューした新人の小山雄大(21)が北海道・奥尻島の観光大使に就任し、14日、任命式にリモート出席した。デビュー曲「道南恋しや」の歌詞3番に登場する同島から歌唱を通したPR活動が認められ、観光大使に任命された。当初は奥尻島へ訪問予定だったが、悪天候で搭乗機が引き返し、断念。歌手の道を志した“はじまりの地”に歌声を響かせることはかなわなかったが、北海道ででっかい夢を描いた。

 北の珍道中となった。札幌市出身の小山にとって、奥尻島は歌手を目指したきっかけの場所。4歳の頃に訪問した「奥尻なべつる祭」で津軽三味線新田流家元の新田弘志氏の三味線を聞き、民謡を習い始めた。歌手を志した少年は夢を現実に変え、17年ぶりに奥尻島へ帰還する予定だったが、まさかの事態に陥った。

 15分遅れ&条件付き運航で奥尻行きの便が函館空港を出発。だが、奥尻島上空は分厚い雲に覆われ、二度着陸を試みるも視界不良で滑走路に入れず、函館空港へとんぼ返りとなった。函館-奥尻間の航空便は1日1便で、フェリーでは式典に間に合わない。まさに袋小路状態となり、小山は「驚きました。引き返したのは初めて。条件付き運航の伏線を回収してしまった」と困惑した。

 急きょ函館空港と奥尻町役場をリモートでつなぎ、任命式を開催。自身と同島のつながりについて「奥尻がなかったら今の自分はいない。大切な場所。当時(4歳)の記憶は鮮明に残っている。瀬棚という所からフェリーで行っていた。ホテルの景色も覚えている」と振り返り、「これから観光大使として、奥尻の良さを全国の皆さんにお伝えしたい。『道南恋しや』の大ヒットをもって、奥尻島に帰りたい」とリベンジを誓った。

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