矢吹奈子 女優でも海外進出したい IZ*ONE元メンバーの活躍に刺激「韓国制作のドラマに携わりたい」

 女優の矢吹奈子(23)が、生田絵梨花(27)主演で18日にスタートするABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ「素晴らしき哉、先生!」(日曜、後10・00)に出演する。23年4月にHKT48を卒業して以降、ドラマでは「18歳、新妻、不倫します。」(ABCテレビ・テレビ朝日系)、「恋愛のすゝめ」(TBS)などで存在感を発揮。18年から21年までは韓国でIZ*ONEとしてアーティスト活動も経験した。次は「まだ勉強中」という芝居の世界で「韓国制作のドラマに携わりたい」と再び海外進出の意欲を語った。

 役者として奮闘している。今回の出演をオーディションで勝ち取った矢吹は、生徒でギャルの吉良萌子役を演じる。「学園ドラマは年齢的にもいつかはできなくなる。だから、できるうちに経験したいと思った。同年代の子たちがたくさん集まる現場になるから楽しみながら学ぶこともできる現場でした」と貪欲な姿勢で挑んだ。

 23年4月にHKT48を卒業して以降、出演作が続く。「卒業してからの1年がすごい濃かった」と充実感をにじませつつ、「(演技は)難しい部分がすごいたくさんある。だからこそ頑張りたいと思えるお仕事。何かを勉強することなどが好きなので、ひたすらもっとより良いものを作りたい、もっとうまく表現できるようになりたいという気持ちが強くなっている」と満足はしていない。

 元AKB48の指原莉乃に憧れて小学校6年時にアイドルの世界に入った。18年には韓国のオーディション番組に参加。IZ*ONEのメンバーに選ばれ、国外での活動の機会をつかみ取った。

 当時、10代での大きな決断だったが「怖いとは思わなかった」と迷いはなかった。「韓国のアイドルは身長が高くて、スラッとしている人たちのイメージがあったので自分がいて大丈夫な場所なのかなという不安はあったけど全然楽しんでやった。決断はいつもその時に本当に自分がやりたいことを大事にして決めてきた」と後悔がないよう進んできた。

 グループ卒業後の女優業では戸田恵梨香を憧れに挙げ「いろんな表現ができる方でいつも出ている作品を見ちゃう」と語り、「いつか共演して近くでお芝居を見てみたい」と熱望。さらに「戸田さんが出ていたコード・ブルーとか大好きで、医療系のドラマにも出たい」と見据えた。

 HKT48の先輩で同じ日本人メンバーだった宮脇咲良(LE SSERAFIM)やNetflixオリジナルドラマ「イカゲーム」シーズン2に出演するチョ・ユリらIZ*ONEの元メンバーの活躍は刺激となっている。「みんなも頑張ってるから私も頑張ろうという気持ちになる」と言い、「韓国語が話せるので韓国制作のドラマとかにも携わってみたい」と矢吹。役者として再びの海外挑戦も思い描いている。

 ◇矢吹奈子(やぶき・なこ)2001年6月18日生まれ。東京都出身。13年8月にHKT48第3期生として加入。15~17年にはAKB48と兼任。17年に韓国のオーディション番組「PRODUCE 48」に参加し、「IZ*ONE」のメンバーに選出。21年4月までIZ*ONEの活動に専念し、HKT48復帰。23年に同グループから卒業。テレビ朝日系「18歳、新妻、不倫します。」(23年)、TBS系「恋愛のすゝめ」(23-24年)などに出演。身長150センチ。

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